『ドリームプラン』ウィル・スミス、ウィリアムズ姉妹の父になりきる秘訣告白
映画
映画『ドリームプラン』より、主演のウィル・スミスが実在の父リチャードに成りきる秘けつを明かすコメントが、メイキング写真2点と共に解禁された。
【写真】タイトなショートパンツとハイソックスに導かれた！『ドリームプラン』メイキング写真
本作で描かれるのは、世界最強のテニスプレーヤー姉妹、ビーナス＆セリーナ・ウィリアムズの父リチャードの驚きの実話。テニス未経験のリチャードは、2人の娘が生まれる前から独学で唯一無二の「計画書＝ドリームプラン」を作った。その計画を信じ続けた父、娘、家族の絆、2人の世界チャンピオン誕生の知られざる秘密を描く。ウィル自身が映画化を熱望し、プロデューサーを務める。
ウィルが演じるのは、2人の娘を世界チャンピオンに育てあげた破天荒な父親リチャード・ウィリアムズ。実在する人物リチャードの役作りのために、単に本人をまねるのではなく、彼が歩んだ道筋をたどった。「彼はテニスについて何も知らなかった。ビーナスが生まれる前の2年間、彼と妻のオラシーンはテニスについて独学で学び、一緒にそのスポーツを習得したんだ。家族で学んでいて、その一歩一歩が新しいことばかりだった」と語るように、テニス経験ゼロで挑戦した父と母の奮闘を心に刻んだ。
役作りのヒントになったのは、ウィル自身の実娘とのつながりだったという。「何がその役に入り込めるきっかけになるのかわからない。警察官を演じる場合、初めて銃を腰につけて歩くことで、何かが目覚め、その心情を理解することができる。リチャード役の場合、僕の実娘ウィローとのつながりが役づくりのきっかけになったんだ」と述べ、劇中でのビーナスやセリーナとの距離感を実娘とのつながりから見つけたことを明かしている。
ウィルが感銘を受けたのは、「押し付けたり、追い込んだり、叩き込んだりしない」リチャードの教育方針だった。「ビーナス本人から聞いたすばらしい逸話がある。彼女たちが子どもの頃に問題を起こしたとき、その罰はテニスができないということだったそうだ。そこでリチャードは、押し付けるのではなく、家族として選んだ夢に向かう彼女たちに従っていくという、すばらしい考え方を見つけたんだ」と語り、リチャードのユニークな教育法を演技に取り入れたとしている。
解禁されたメイキング写真2点には、テニスコートで帽子をかぶったレイナルド・マーカス・グリーン監督とネットを挟み、ピンクのシャツに赤い短パン、ハイソックスを着用しているウィルの姿が捉えられている。ウィルの役作りについて監督は「役にふさわしい老け方を見せてくれた。それはウィルだと見てわかるが、今までとは違った感じに見える。外見上の変化は信じられないほど微かなのに、ウィルは完全に役に没入していた」と俳優としての姿勢を讃える。さらに、ウィルが南部なまりのアクセントや細やかな変化を多く取り入れることで見事にリチャードに変貌していったと語った。
最後に「ショートパンツは、リチャードについて僕がピンと来たことなんだ。なぜかはわからないけど、ショートパンツはいつもぴっちりしていて、それが彼のテニスのスタイルだ。タイトなショートパンツとハイソックスが、僕をリチャードの考え方に導いてくれた」と、ウィルがリチャードになりきる“秘けつ”を教えてくれた。
映画『ドリームプラン』は、2022年2月23日より全国公開。
