Koki, 女優デビュー&初主演映画を姉Cocomiと鑑賞 「がんばったね!」と労い
関連 :
映画『牛首村』で女優デビュー&初主演を果たしたモデルのKoki,が同作の記者会見に出席し、完成試写をモデルでフルート奏者の実姉Cocomiとともに鑑賞したことを告白。恐怖シーンに思わず声を上げながらも、その熱演ぶりに感銘を受けたCocomiから、「がんばったね!」と労いの言葉をかけられたことを明かした。
【写真】清楚なドレス姿で登場したKoki, 初主演を務めた『牛首村』完成報告会見にて
本作は、『犬鳴村』(2020)、『樹海村』(2021)に続く「恐怖の村」シリーズ第3弾。今回は、“坪野鉱泉”など北陸地方出身者なら誰もが知るスポットを舞台に新たな恐怖を描く。本作で主役を務めるKoki,は、不可解な出来事に巻き込まれる17歳の女子高生・奏音(かのん)と妹の詩音(しおん)の一人二役に挑戦。会見には、共演の萩原利久、高橋文哉、メガホンをとった清水崇監督も出席した。
●完成作品を観て「ウルウル」した
幼い頃から演技の仕事に“憧れ”を抱いていたというKoki,。今回、念願叶って女優デビューを果たした彼女は、完成作品を観て、思わず感極まったことを告白。「約1ヶ月半、(スタッフ、キャストの)みなさんとの素晴らしいチームワークで作り上げた映像が、本当に一つの映画になったんだなと思うと感動で胸がいっぱいになりました。大変だった撮影の裏舞台を思い出しているうちに、だんだんウルウルしてしまって…」と感慨深げに振り返る。
Koki,
さらに、姉のCocomiと一緒に試写会で作品を鑑賞したというKoki,は、「自分が出演させていただいて、しかも台本を読んでいるにもかかわらず、怖いシーンになると、思わずビックリして、隣にいる姉と二人で声が出してしまって…」と苦笑い。Koki,のなりふりかまわぬ迫真の演技に感銘を受けたCocomiから、「がんばったね!」と労いの言葉をかけられことを告白した。
●バックグラウンドを想像しながら役に集中
女優デビュー作にして、一人二役という難役に挑んだKoki,は、「奏音と詩音がこれまでどういう経験をしてきたか、そのストーリーのバックグラウンドを想像しながら、とにかく集中して感情を作り、それぞれの役に入り込むように努力しました」と述懐。また、「演じている時に2人の違いを出そうという意識は持たず、奏音として、詩音として、それぞれ一人の人間として演じ切ることを心がけていました。例えば、奏音はクールだけれど、詩音はちょっと女の子らしいところがある。そういった部分を意識しながら2人の性格をしっかり分けて考えていきました」と役づくりのポイントを明かした。
萩原利久
これを受けて、新人とは思えぬKoki,の演技力に驚嘆したという萩原と高橋。奏音のクラスメイト・香月蓮を演じた萩原は、「僕は一人二役をやったことがないので、現場に入るまで立ち振る舞いが想像つかなかったのですが、Koki,ちゃんが演じると、奏音と詩音が本当に変わるんですよね。もちろん衣装などで姿は変わるんですが、それ以上に“人”がちゃんと変わってる。現場で戸惑うこともないし、見間違えることもない。変わったっていうのが肌で感じ取れるところがすごい」と絶賛。
高橋文哉
一方、詩音の恋人・倉木将太を演じた高橋は、「僕は詩音と奏音の3人でのシーンが結構あったので、Koki,ちゃんが奏音の衣装のまま詩音のリハーサルをしたり、逆に詩音の衣装のまま奏音のリハーサルをしたり、そういう姿をずっと観てきたんですが、それだけでも纏(まと)うオーラみたいなものが変えられるんですよね。だから、いざそれぞれの衣装で出てきた時は、将太の心情すらも変えられる力がKoki,ちゃん演じる詩音と奏音の両方にあって、僕もすごくそこに救われながら最後まで将太を演じることができました」と脱帽した。