今敏監督最後の劇場作品『パプリカ』、日テレ「映画天国」で放送決定
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アニメ映画『パプリカ』が、日本テレビ「映画天国」(関東ローカル)にて1月31日26時9分から放送されることが決まった。
【写真】今敏監督、最後の映画作品『パプリカ』より
本作は、『PERFECT BLUE』『千年女優』『東京ゴッドファーザーズ』などで高い評価を得た今敏監督の最後の映画作品。筒井康隆の映像化不可能と言われた同名小説を原作に、夢に入り込み、夢を侵すテロリストに立ち向かう夢探偵“パプリカ”の活躍を描く。幻想と現実が交錯するアニメならではの妙味にあふれ、第63回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門に選出されるなど、世界中で絶賛された。
キャラクターデザイン・作画監督を務めたのは、安藤雅司。『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『君の名は。』などでも作画監督を務め、初の監督作『鹿の王 ユナと約束の旅』の公開を来月に控えている異才のアニメーターだ。制作はマッドハウスが担当した。
主人公・パプリカ/千葉敦子役には、『エヴァンゲリオン』シリーズの綾波レイ役や『名探偵コナン』の灰原哀役でおなじみの林原めぐみ。江守徹や古谷徹らも出演している。
放送決定にあたり、キャラクターデザイン・作画監督の安藤は「今さんとお仕事をご一緒出来たことは、自分にとって大きな財産となっています。緻密で情報量に溢れるアイデアに満ちた画面、巧みで大胆なカット割り、ドライながらも機知に富んだ台詞で魅せる多面的な人間描写。それらを合理的で効率的に、かつ最大限効果的な手法を駆使して実現させる手腕。様々な面で“今敏”という類い稀なる大きな才能に触れ、己れの不甲斐なさを恨み猛省させられました。もし仮に今さんがまだご存命だとしたら、明らかに今のアニメーション界はもっと豊かなものに映ったであろうと強く確信します」とのコメントを寄せた。
アニメ映画『パプリカ』は、日本テレビ(関東ローカル)にて1月31日26時9分放送。