綾瀬はるか、月9初主演で初の弁護士役 『元彼の遺言状』4月スタート
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女優の綾瀬はるかが、フジテレビの2022年4月期の月9ドラマ『元彼の遺言状』で主演を務めることが分かった。本作で月9初主演を果たす綾瀬は、勝つためには手段を選ばない超優秀な弁護士を演じる。
【写真】『元彼の遺言状』原作書影
原作は、2021年に第19回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞した新川帆立による同名小説。実際に弁護士として勤務した経験を持つ著者自身による、法律を熟知しているからこその緻密に練られたシナリオと、主人公の強烈なキャラクター、そして事件への斬新なアプローチ手法が選考委員たちをうならせ、満場一致で大賞に選ばれた。
主人公・剣持麗子(綾瀬)は、国内大手「山田川村・津々井法律事務所」で働く敏腕弁護士。敏腕ではあるものの、手段を選ばない剛腕さが仇(あだ)となり、クライアントともめてボーナスカットされることに。処遇に憤慨ししばしの間休職することになった剣持のもとに、この上ない一獲千金のチャンスが訪れる。謎の男・篠田から、大学時代に半年だけ付き合った元彼・森川栄治が永眠したという連絡が入ったのだ。栄治には巨額の遺産があり、さらに、「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という奇妙な遺言状を残していた。剣持は篠田を“殺人犯”に仕立て上げ、共謀して遺産を山分けする計画を立てるが…。
ドラマ版では、原作の世界観はそのままに、ドラマオリジナルのエピソードも描いていく。狙ったお金をめがけて突き進む主人公だが、なぜか毎度殺人事件に出くわし、法的視点で渋々事件を解決する羽目に。ただ、どんなに難事件だろうと彼女は絶対に諦めない。女性弁護士が難解なミステリーを解決していくという、うっ屈した現代社会をスカッと吹き飛ばす痛快推理劇が展開していく。
第一線で活躍を続ける綾瀬が麗子役を務め、容姿端麗でスタイル抜群、派手な高級スーツを身にまとい、ヒールをカツカツと鳴らしながら風を切って我が道を突き進む弁護士という新境地に挑む。フジテレビの連続ドラマ出演は、2008年放送の木曜劇場『鹿男あをによし』以来14年ぶり。演出は、『HERO』シリーズ(2001年、2014年)など、数々のヒット作品を数々手がけてきた鈴木雅之が務める。綾瀬とのタッグは本作が6作目となる。
綾瀬は「初の弁護士役ですが、私が演じさせて頂く剣持麗子は、クライアントを守ることにもその見返りにも貪欲で、全力疾走している感じです。勝つためにはどんな手も使い突き進む型破りなキャラクターの麗子と痛快な物語に毎週スカッとする、視聴者の皆様の明日の活力になるような作品にしたいです」と抱負をコメント。
原作者の新川は、自身の著書について「欲しいものは自分で手に入れる。男が何度変わっても、女ともだちは変わらない。そんな女たちの、当たり前の日常を伝えたくて書きました。令和の女は強いぞ!」とコメントしており、今回のドラマ化については「綾瀬さんは主人公のイメージにぴったりです。どのような演技を見せてくれるか楽しみにしています」と期待のメッセージを寄せている。
ドラマ『元彼の遺言状』は、フジテレビ系にて4月より毎週月曜21時放送。
【コメント全文】
■綾瀬はるか(剣持麗子役)
初の弁護士役ですが、私が演じさせて頂く剣持麗子は、クライアントを守ることにもその見返りにも貪欲で、全力疾走している感じです。勝つためにはどんな手も使い突き進む型破りなキャラクターの麗子と痛快な物語に毎週スカッとする、視聴者の皆様の明日の活力になるような作品にしたいです。是非楽しみにしていて下さい。
■新川帆立(原作)
綾瀬さんは主人公のイメージにぴったりです。どのような演技を見せてくれるか楽しみにしています。
■鈴木雅之(演出)
目標はクラシックミステリーといいますか、古き良きミステリーの世界を照れずに堂々と作ろうと思っています。原作も昔のミステリーの雰囲気が漂った作品ですし、ミステリーは世界観が重要です。物語は、いかにもミステリーという軽井沢の洋館から始まります。オリジナルストーリーも描きますし、何より、綾瀬さん演じる麗子をはじめ登場人物のキャラクターを、いかに魅力的に、印象的に作っていくかが大事だと思っています。綾瀬さんは私の一番好きな女優さんのお一人ですから、とても良い現場になると思いますし、楽しみです。クラシックミステリーというジャンルを連続ドラマでやる面白みはあると思いますし、作り手は気合が入っていますのでぜひともご覧下さい。