有村架純、森田剛へのビンタシーンは気持ちを込めて「とにかく本気で」
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女優の有村架純が29日、都内で行われた主演映画『前科者』の公開記念舞台あいさつに、共演の森田剛、磯村勇斗、若葉竜也、岸善幸監督と共に出席。有村が、森田をビンタするシーンは「とにかく本気でやる」と心に誓っていたと明かした。
【写真】森田剛のイラストに笑顔を見せる有村架純
「ビッグコミックオリジナル」(小学館)連載中の同名漫画(原作・香川まさひと、作画・月島冬二)を実写化する本作は、罪を犯した‟前科者”たちの更生・社会復帰を目指し、彼/彼女らと向き合い奮闘していく保護司の姿を描いた社会派ヒューマンドラマ。有村が新人保護司の阿川佳代を、森田が佳代の元で更生し社会復帰へ近づいていたが、ある日姿を消し再び警察に追われる身となる男・工藤誠を演じる。
公開を迎えた気持ちを聞かれると有村は「撮影自体はちょうど1年前くらいで。本当に忘れられない2ヵ月になったんですけど、ぎゅっと凝縮した濃厚な時間が、映画を観たときにぶわっと感じるものがありました」としみじみ。本作にはあらゆるメッセージ性があるといい「これだ!っていう1つのことを一概には言えないんですけど、みなさんがこれを観てどう感じてくださるかがとても大切なのかなと思っています」と語った。
森田は公開を「めちゃくちゃうれしいです」と喜び「僕はずっと、自分の中でやった役が残っている感じがしまして」と告白。「みなさんに大きいスクリーンで観ていただくっていうのはすごく感慨深いし、劇中良いせりふや言葉もたくさんあるので、たくさんの人に届いてほしいなと思います」と期待を込めた。
劇中で森田をビンタするシーンについて有村は「森田さんに対してビンタをする、という任務だけのことしか考えられなくて(笑)。気持ちを込めてやらないとただ痛いだけになってしまうし『とにかく本気でやるぞ』って心に誓ってその日を迎えました」と回顧。森田は「ものすごいものを持ってましたね。重~いやつでした」と振り返り「台本を読んだときに、このシーンはやりたいな、と思って。大事なシーンでした」と明かした。