
あがた森魚
出身地:北海道
生年月日:1948/9/12
あがた森魚 出演映画作品
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夢みるように眠りたい〈デジタルリマスター版〉
制作年:2020年12月19日(土)公開
『私立探偵濱マイク』シリーズで知られる林海象監督が29歳の頃に手がけた初長編作。モノクロ&サイレントのスタイルにより、1986年に劇場公開されるや否や賞賛の声を集めた傑作がデジタルリマスター版としてよみがえる。当時は無名だった佐野史郎が主演を務め、存在感を発揮。大泉滉、深水藤子、あがた森魚、遠藤賢司ら個性派が脇を固める。
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夢みるように眠りたい〈デジタルリマスター版〉
制作年:2020年12月19日(土)公開
『私立探偵濱マイク』シリーズで知られる林海象監督が29歳の頃に手がけた初長編作。モノクロ&サイレントのスタイルにより、1986年に劇場公開されるや否や賞賛の声を集めた傑作がデジタルリマスター版としてよみがえる。当時は無名だった佐野史郎が主演を務め、存在感を発揮。大泉滉、深水藤子、あがた森魚、遠藤賢司ら個性派が脇を固める。
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嵐電
制作年:2019年05月24日(金)公開
『ゲゲゲの女房』や『ゾンからのメッセージ』で監督を務め、俳優としても活躍する鈴木卓爾による、京都の路面電車を舞台にした不思議な恋愛ドラマ。鎌倉から京都にやってきたノンフィクション作家の、京福電鉄嵐山線にまつわる不思議な話の取材を通して3つの恋愛模様を幻想的に描く。主演は『止められるか、俺たちを』で若松孝二を演じた井浦新。
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函館珈琲
制作年:2016年9月24日(土)公開
函館港イルミナシオン映画祭のシナリオ大賞の中から、函館の街を舞台にしたオリジナル作品を映像化するプロジェクトがスタート。第1弾となる本作は、いとう菜のはの脚本を基に、『ソウル・フラワー・トレイン』の西尾孔志が監督を務める。函館に佇むアパートを舞台に、そこで暮らす人々の悲喜こもごもを描く、あたたかなヒューマン・ドラマだ。
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映画 ビリギャル
制作年:2015年5月1日(金)公開
坪田信貴によるベストセラー『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』を有村架純主演で映画化。東西南北も知らず、地球が丸いことさえも知らない成績学年ビリ、金髪ギャルのさやかが、ひとりの教師と出会い、“慶應大学合格“という無謀とも言える目標に挑戦する姿を描く。監督は『ハナミズキ』の土井裕泰。
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シュトルム・ウント・ドランクッ
制作年:2014年8月16日(土)公開
大正時代に実在した無政府主義者の秘密結社、ギロチン社の実話に題材を得たユニークな人間ドラマ。理性を拒絶して感情や本能のおもくまま破壊活動に走った若者たちの群像をノスタルジックに描く。『アンモナイトのささやきを聞いた』の異才、山田勇男が『蒸発旅日記』以来10年ぶりに長編のメガホンを執り、大正ロマンにあふれたドラマを演出。
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くらげとあの娘
制作年:2014年8月9日(土)公開
ゴンチチのチチ松村が21年前に上梓した『私はクラゲになりたい』を原案に、『バカバカンス』の宮田宗吉監督が映像化したラブストーリー。クラゲ展示種類数世界一としてギネス認定を受ける鶴岡市立加茂水族館を舞台に、くらげになりたいと妄想する無気力な飼育員が運命的な女性と出会い、恋愛や人生に覚醒していく姿を追う。主演は宮平安春。
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ジャッジ!
制作年:2014年1月11日(土)公開
CM『ホワイト家族』などで知られる気鋭クリエイター澤本嘉光が脚本を務めた、CM業界を笑い飛ばすドタバタコメディ。上司の身代わりでアメリカの広告フェスティバルの審査員になってしまった落ちこぼれ広告マンが、自社CMを入賞させろとムチャぶりされて右往左往する。妻夫木聡、北川景子、豊川悦司らが披露する入魂のお笑い演技が見もの。
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映画 妖怪人間ベム
制作年:2012年12月15日(土)公開
亀梨和也、杏、鈴木福をキャストに迎えて往年の名作アニメを実写化した人気ドラマが、新たな敵、新たな物語を携えてスクリーンに復活。いつの日か人間になることを夢見て、人間のために戦う妖怪人間ベム、ベラ、ベロがある事件を追う過程で史上最強の敵に遭遇。さらにこれまで語られてこなかった彼らに関する“衝撃の秘密“も明かされる。
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カミハテ商店
制作年:2012年11月10日(土)公開
高橋恵子が23年ぶりに映画主演を務め、人間の生と死の意味を問いかけるシリアスな人間ドラマ。自殺の名所となっている山に建つ小さな商店を営む初老の女性と、そこを訪れる自殺志願者たちのドラマをじっくりと描き出していく。高橋のほか、寺島進やあがた森魚ら個性的なキャストが顔を揃え、本作がデビュー作となる山本起也が監督を務める。
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しあわせのパン
制作年:2012年1月28日(土)公開
東京から北海道の洞爺湖畔に移り住み、のんびりと小さなパンカフェを営む若い夫婦。春夏秋冬、四季を感じながら暮らす彼らの日常を通して家族、夫婦、幸せのあり方を温かい目線で描いていく。主演は原田知世と北海道出身の大泉洋と、意外な組み合わせの夫婦役にも注目だ。北海道ブランドの食材や家具、食器なども多数登場し、興味をそそる。
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マイ・バック・ページ
制作年:2011年05月28日(土)公開
NHK大河ドラマ『天地人』や『悪人』で新境地を開いた妻夫木聡と、2011年も『GANTZ』『うさぎドロップ』など話題作が控える松山ケンイチが初共演。原作は、文芸評論家・川本三郎が、自身の新聞社入社当時、'69年から'72年までのジャーナリスト時代に経験した日々を綴った衝撃のノンフィクション。若手カリスマ監督・山下敦弘がメガホンを執る。
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海炭市叙景
制作年:2010年12月18日(土)公開
'90年に自ら命を絶った不遇の小説家・佐藤泰志。彼が、亡くなる直前の2年余りをかけて、故郷・函館をモデルに執筆した18の連作短編小説『海炭市叙景』の中から5つの短編を選んで映画化。佐藤の高校時代の同期生や小説のファンたちが、函館で映画製作実行委員会を結成。帯広出身の熊切和嘉監督がメガホンを執り、今の函館を刻み込んでいる。
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あがた森魚ややデラックス
制作年:2009年10月10日(土)公開
昨年60歳になった詩人、俳優、映画監督としても活躍するシンガーソングライターのあがた森魚に密着した人間ドキュメント。昨年から今年にかけて行われたライブツアーとその間の活動を通し、あがた森魚の全貌に迫る。ツアーのクライマックスとなった矢野顕子や鈴木慶一ら“はちみつぱい“のメンバーを迎えての東京・九段会館のライブは感動的。
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ノーボーイズ,ノークライ
制作年:2009年8月22日(土)公開
韓国の俊英キム・ヨンナム監督が『ジョゼと虎と魚たち』の渡辺あやのオリジナル脚本を映画化。新潟で撮影し、韓国でのポストプロダクションを経て完成。密輸組織のボスの下で働く日韓の青年に芽生えた絆を描く。妻夫木聡と『チェイサー』の演技派ハ・ジョンウが初共演、「アジアの純真」を歌うカラオケシーンなどふたりの科学反応は見もの。
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人のセックスを笑うな
制作年:2008年1月19日(土)公開
第41回文藝賞を受賞した山崎ナオコーラのベストセラー小説を、『犬猫』で多くの観客から高い評価を受けた井口奈巳監督が映画化。20歳上の女性講師に恋をした美術学生の、滑稽なのに、どこまでも切ない物語が永作博美、松山ケンイチ、蒼井優ら豪華キャストによって展開していく。元フィッシュマンズのHAKASE-SUNが手がける音楽にも注目したい。
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世界はときどき美しい
制作年:2007年3月31日(土)公開
日常の一瞬を切り取った5編のエピソードが美しいハーモニーを織り成すオムニバス。各編の主人公には、松田龍平、市川実日子、片山瞳、松田美由紀、柄本明という新旧の演技派が顔をそろえる。長編映画初監督となる新鋭・御法川修の繊細な語り口は、世界的なソプラノ歌手・鈴木慶江の澄んだ歌声と重なり、まるで詩集のような柔らかな感性に満ちている。
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失楽園
制作年:1997年5月10日(土)公開
渡辺淳一が1995年に『日本経済新聞』に連載し、反響を呼んだベストセラー小説の映画化。ダブル不倫を象徴する“失楽園”という言葉が流行語大賞に選ばれるほどのブームを呼んだ。出版社に勤務する久木は突然、閑職である調査室行きを命じられる。これまでの人生に虚無感を覚え始めた彼の前に凜子という美しい人妻が現れ、二人は情事を重ねるようになった。やがて、彼らは密会用のマンションを借りるが、それは久木の妻・文枝、凜子の夫・晴彦にも知られることになる。文枝は久木に離婚を要求し、晴彦は離婚しないことで凜子を苦しめる手段を選ぶ。そして、不倫を認めない会社によって解雇を宣告される久木。世間から孤立し、愛を深めていく久木と凜子が辿り着いた場所とは……。二人の愛が純度を増して死に向かっていく様を森田芳光は虚飾を廃した静謐な画面の中に真正面から捉えていく。役所広司は実年齢よりも10歳上の久木を枯れた味わいを漂わせて好演。また、黒木瞳もしとやかな女性だった凜子が愛と性の歓びに捉えられていく姿を大胆に演じている。
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HOBOS〔ホーボーズ〕
制作年:
メジャーデビューする前のミュージシャン、TSUNTAを主役に配して描く群像劇。歌うことが生きがいのストリート・ミュージシャン、TSUNTAが出会う様々な人々。うだつの上がらない元ヤクザや彼に尽くす美少女、露店で密輸の音楽テープを売る少女……。それぞれに悩みを抱えた彼らが絡み合って展開するドラマに、東京の一面を浮き彫りにする。転落の一途をたどる元ヤクザを怪演する、あがた森魚が強烈な印象を残す。
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失楽園〈海外版オリジナル〉
制作年:
【“不倫“ブームを巻き起こした大ヒット作の海外版登場】 若者から熟年層まで幅広い層の人々が足を運び、TVドラマもスタートするなど大きな話題を振りまいたヒット作。8月末のモントリオール映画祭で上映された海外版がお目見え。
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港のロキシー
制作年:
【あがた森魚5年ぶりの新作はローラースケーターの青春像】 前作「オートバイ少女」に続き、あがた森魚が再び函館ロケによる青春映画を完成。ローラースケートの疾走感と、ノスタルジックな映像世界の調和で、ある三角関係のたそがれを描出。
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港のロキシー
制作年:
【あがた森魚5年ぶりの新作はローラースケーターの青春像】 前作「オートバイ少女」に続き、あがた森魚が再び函館ロケによる青春映画を完成。ローラースケートの疾走感と、ノスタルジックな映像世界の調和で、ある三角関係のたそがれを描出。
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港のロキシー
制作年:
【あがた森魚5年ぶりの新作はローラースケーターの青春像】 前作「オートバイ少女」に続き、あがた森魚が再び函館ロケによる青春映画を完成。ローラースケートの疾走感と、ノスタルジックな映像世界の調和で、ある三角関係のたそがれを描出。
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オートバイ少女
制作年:
1973年に『ガロ』に掲載された同名漫画を映画化。幼い頃に父と生き別れた17歳の少女・みのる。バイクで北海道へ父親探しの旅に出かけ、様々な人々と出会う彼女の心の揺れをいきいきと描出。「僕は天使ぢゃないよ」以来、20年ぶりに演出を手掛けたミュージシャン・あがた森魚のロマンあふれる語り口が光る。
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オートバイ少女
制作年:
1973年に『ガロ』に掲載された同名漫画を映画化。幼い頃に父と生き別れた17歳の少女・みのる。バイクで北海道へ父親探しの旅に出かけ、様々な人々と出会う彼女の心の揺れをいきいきと描出。「僕は天使ぢゃないよ」以来、20年ぶりに演出を手掛けたミュージシャン・あがた森魚のロマンあふれる語り口が光る。
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オートバイ少女
制作年:
1973年に『ガロ』に掲載された同名漫画を映画化。幼い頃に父と生き別れた17歳の少女・みのる。バイクで北海道へ父親探しの旅に出かけ、様々な人々と出会う彼女の心の揺れをいきいきと描出。「僕は天使ぢゃないよ」以来、20年ぶりに演出を手掛けたミュージシャン・あがた森魚のロマンあふれる語り口が光る。
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裸足のピクニック
制作年:
8ミリ映画「雨女」で、1990年度PFFアワード・グランプリを受賞した、矢口史靖監督の劇場用映画デビュー作(第7回PFFスカラシップ作品でもある)。大学生とつき合いながら、親に内緒で自動車教習所にも通う、今時の普通の女子高校生、鈴木純子。彼女が定期券でのキセル乗車発覚をキッカケに、次から次へと不幸にみまわれる様を、快テンポで描いたコメディ。低予算(2千万円)映画の持つ負のリスクをはるかに飛び越え、映画の面白さをラストまで持続させる矢口監督の演出は実に見事。どんな不幸な状況でも生命力を感じさせる、純子
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ボディドロップアスファルト
制作年:
【奇抜な展開とポップな作風が際立つ、新感覚ムービー】 アヴァンギャルドな短編作が国内外で評価される女流映像作家、和田淳子監督の長編デビュー作。実験的でユニークな手法を映像に組み込みながら20代女性の理想と現実を紡ぎ出していく。
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オー・ド・ヴィ
制作年:
【酒と退廃の香りに満ちた男と女の数奇なミステリー】 函館の美しい景観をバックにした愛憎のドラマ。男と女の駆け引きを、官能的な夜の映像をまじえて描写。あがた森魚によるバンドネオン調の音楽が、ミステリアスな雰囲気を盛り立てる。
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オー・ド・ヴィ
制作年:
【酒と退廃の香りに満ちた男と女の数奇なミステリー】 函館の美しい景観をバックにした愛憎のドラマ。男と女の駆け引きを、官能的な夜の映像をまじえて描写。あがた森魚によるバンドネオン調の音楽が、ミステリアスな雰囲気を盛り立てる。
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天国の本屋~恋火
制作年:
【天国と地上を 交錯して描く 普遍的な恋愛物語】 発売当時はほとんど注目されなかったが、地方のある書店から火がついてじわじわと全国に広がり、異例のロング・ベストセラーとなった「天国の本屋」シリーズ。本作は、その第1作と第3作を融合して、篠原哲雄監督が映画化した。普遍的な純愛を、地上と天国の交錯というファンタジックな世界観の中で描くことによって、その純度を高め、深い感動を呼び起こす。
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愛してよ
制作年:
【シングルマザーのリアルな奮闘記】 不器用なシングルマザーと息子の姿を描いた感動作。息子をキッズ・モデルとして成功させようと奮闘し、どんな時も前向きに頑張ろうとする母親と、そんな彼女を冷やかに見つめながらも、母を愛し、成長していく息子。女の幸せを模索し、息子との関係に葛藤する姿を西田尚美が好演している。
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PASSION MANIACS マニアの受難 MOONRIDERS THE MOVIE
制作年:
【“何も起こらなかった“ムーンライダースの実像】 つねに半歩先行く感性によって日本のロックシーンを刺激し続けたバンド、ムーンライダースを追ったドキュメンタリー。結成30周年を迎えた彼らの実像を、日比谷野外音楽堂での記念ライブ映像、細野晴臣、あがた森魚ら関係者の証言を通じて浮かび上がらせる。これ見よがしの演出抜きでバンドの実像を綴りながら、同時に日本の音楽産業も透けて見える作品だ。
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赤色エレジー
制作年:
【名曲とともに甦る、切ない昭和ノスタルジー 】 漫画誌『ガロ』に連載された70年代の伝説的な同名コミックを映像化。作者の林静一による静止画に、当時この漫画に感銘を受けてあがた森魚が制作した歌と詩を乗せ、男女の恋愛風景を綴る。昭和が香る切なさと懐かしさに浸ってみては?
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黄金花-秘すれば花、死すれば蝶-
制作年:
【91歳、木村威夫監督による長編第2作】 日本映画史上最高齢での長編劇場映画デビューを果たし、ギネスブックにも登録された木村威夫監督の最新作。老人ホームで暮らす植物学者の夢と現実との狭間を行きかう時空を超えた魂のドラマが展開する。91歳とは思えない木村監督のみずみずしい発想力の光る映像表現がユニーク。原田芳雄や長門裕之、松坂慶子らベテラン俳優の競演も見どころだ。
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僕は天使ぢゃないよ
制作年:
異端派ミュージシャンとして知られるあがた森魚が、駆け出しアニメーターと、その恋人との切ない恋を描いた林静一原作の『赤色エレジー』をもとに、監督・脚本・音楽・主演を手掛けた青春映画。桃井かおり、大瀧詠一、横尾忠則、岡本喜八など、脇を固める異色の顔ぶれも見どころ。
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僕は天使ぢゃないよ
制作年:
異端派ミュージシャンとして知られるあがた森魚が、駆け出しアニメーターと、その恋人との切ない恋を描いた林静一原作の『赤色エレジー』をもとに、監督・脚本・音楽・主演を手掛けた青春映画。桃井かおり、大瀧詠一、横尾忠則、岡本喜八など、脇を固める異色の顔ぶれも見どころ。
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僕は天使ぢゃないよ
制作年:
異端派ミュージシャンとして知られるあがた森魚が、駆け出しアニメーターと、その恋人との切ない恋を描いた林静一原作の『赤色エレジー』をもとに、監督・脚本・音楽・主演を手掛けた青春映画。桃井かおり、大瀧詠一、横尾忠則、岡本喜八など、脇を固める異色の顔ぶれも見どころ。
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僕は天使ぢゃないよ
制作年:
異端派ミュージシャンとして知られるあがた森魚が、駆け出しアニメーターと、その恋人との切ない恋を描いた林静一原作の『赤色エレジー』をもとに、監督・脚本・音楽・主演を手掛けた青春映画。桃井かおり、大瀧詠一、横尾忠則、岡本喜八など、脇を固める異色の顔ぶれも見どころ。
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エレファントソング
制作年:
利重剛による<J・MOVIE・WARS>第2期の一編。33歳のウエートレス・水橋加奈子のもとに下月の死の知らせが入った。“死んだ時くらい何かの足しになりたい。せめて土に返してほしい“と言っていた彼との約束を果たすために、加奈子は、花屋の真鍋のトラックで伊豆山中へ向かう。山の中とはいえ、どこも所有者の立て札が立ち並び、人一人埋めるのも容易ではない。下月を背負い、雑木林の斜面を登る加奈子の肩に、死体の重みがのしかかる……。30代の人間が一つの約束を通して、自分の生の意味を問う姿を描く。
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やくざ観音・情女仁義
制作年:
滝に落ちて死にかけたところを救われ、僧になった清玄は、ある日、ヤクザに襲われた娘美沙子を助け、関係を結ぶ。美沙子が自分の異母妹と知った清玄だが、彼女が忘れられず、寺を出てヤクザに身を落としてしまう。ある日、清玄は仲間から美沙子の父を殺すよう頼まれるが……。傑作を連発していた1970年代の神代辰巳作品のなかでは異色すぎるせいか注目されない1本だが、森の中の幽幻なセックス・シーンを捉えたカメラワークや、のちに「ツィゴイネルワイゼン」を手掛ける田中陽造の性と死が強烈にたちこめる脚本、そして単なる美学に終らず、人間の悲哀をたっぷり塗り込んだ神代演出が冴えに冴えた隠れた名作だ。
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夢みるように眠りたい
制作年:
昭和初期の東京。私立探偵・魚塚に、月島桜という老女から娘を探してくれとの依頼がくる。調査を進めるうちに魚塚は依頼主はいにしえの名女優で、彼女がかつて主演した映画「永遠の謎」はラスト・シーンを残して未完に終わったことを知る。魚塚はさらに意外な事実を発見する……。林海象のデビュー作で、探偵ものの定番を破った怪作。
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つぐみ
制作年:
山本周五郎賞を受賞した吉本ばななの大ベストセラー小説を映画化。市川準にとっては、初めて東京以外を舞台にした作品となった。西伊豆の小さな港町。病弱なために小さな頃から甘やかされて育ち、わがままな性格になった18歳の少女、つぐみ。幼なじみのまりあが夏休みで東京の大学から帰って来て、つぐみの姉・陽子と3人に穏やかな夏が訪れる。ある日、つぐみは美術館に勤める恭一と出会い、恋に落ちた。しかし、つぐみに横恋慕する不良たちが恭一にケガを負わせる。つぐみの命を懸けた復讐が始まるが……。牧瀬里穂の存在感ある演技が魅力。脇役ながら、あがた森魚の好演も光る。
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