ジョン・タトゥーロ

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ジョン・タトゥーロの詳細情報・プロフィール

生年月日

1957/2/28

出身地

アメリカ/ニューヨーク州

活動期間

1980年 -

詳細

スパイク・リー監督やコーエン兄弟監督作品の常連である個性派の名優。イタリア・シチリア島出身の一家に生まれ、NY州立大学を卒業後、奨学金を得て名門イエール・ドラマ・スクールで演技を学ぶ。84年には舞台でオビー賞を受賞した彼も、映画デビュー作「レイジング・ブル」(8 )ではノンクレジットだった。陰鬱でいかにもイタリア系のそのルックスが災いしてか、なかなか芽が出なかったが、[%ジョディ・フォスター%]と共演した「ファイブ・コーナーズ/危険な天使たち」(88)のサイコ役でようやく注目され、リー監督やコーエン兄弟にはそのルックスを活かすような起用をされたことで、抜群の演技力を誇る異色俳優として次第に頭角を現していった。アフリカ系アメリカ人のコミュニティを多く描いたリー監督作品では「ドゥ・ザ・ライト・シング」(89)、「ジャングル・フィーバー」(91)、「ガール6」(96)、「サマー・オブ・サム」( 1※声のみ)、コーエン兄弟作品では「ミラーズ・クロッシング」(9 )、「バートン・フィンク」(91)、「ビッグ・リボウスキ」(98)、「オー・ブラザー！」( )に出演して強烈な個性を見せつけている。なかなか脚本が書けない劇作家の焦燥を演じきった「バートン・フィンク」ではカンヌ映画祭主演男優賞を受賞、メディアの欺瞞に巻き込まれていく貧しいユダヤ人を演じた「クイズ・ショウ」(94)ではゴールデン・グローブ賞にノミネート。個性派監督のアーティスティックな作品への出演が多いせいか、意外に賞には縁がない。しかしその演技力は、誰もが認めるところ。「バートン・フィンク」や「クイズ・ショウ」、「遙かなる帰郷」(96)、「愛のエチュード」( )のように思いっきり暗い神経症的な男はもちろんながら、「ビッグ・リボウスキ」のマニアックなボウラーや「耳に残るは君の歌声」( )の鼻持ちならないオペラ歌手、「オー・ブラザー！」( )の脱獄囚、「Mr.ディーズ」( 2)の富豪の執事、「N.Y.式ハッピー・セラピー」( 3)の怒り抑制セラピーを受けているキレやすい男役など、陰気なルックスだからこそのハイテンションな演技が強烈におかしい。一方で、スリラー「シークレット・ウィドウ」( 4)では、[%ジョニー・デップ%]演じる作家に盗作の疑惑をかけて執拗につけ回す男役で、不気味光線を放ちまくっているのは彼ならでは。 また、初監督・脚本作「マック/約束の大地」(92)ではカンヌ国際映画祭新人監督賞を受賞。二作目「天井桟敷のみだらな人々」(98)も彼のユニークな創造性を映した作品である。監督・脚本・製作のミュージカル・ロマコメ「Romance & Cigarettes」( 5)はベネチア国際映画祭のコンペティションに出品された。 新作は、[%ジュリエット・ビノシュ%]と共演の「Quelques jours en septembre」( 6)と、[%ロバート・デ・ニーロ%]が監督を務めるスリラー「The Good Shepherd」( 6)などが待機中。 私生活では、85年に女優キャサリン・ボロウィッツと結婚、息子が2人いる。弟ニコラスも人気TVシリーズ「NYPDブルー」「サード・ウォッチ」などに出演している俳優。女優のアイダ・タトゥーロは従姉妹。

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