
スペンサー・トレイシー
スペンサー・トレイシー 出演映画作品
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西部開拓史
制作年:
1830年代から半世紀にわたる西部開拓史を叙事詩的に5つのエピソードで綴ったシネラマ大作。インディアンの襲撃、ならず者と保安官の対決、野牛の暴走など、西部劇ならではのダイナミックなアクションが全編に展開される。3人のベテラン監督がオールスター・キャストで描いた娯楽作。
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我は海の子
制作年:
R・キプリングの小説を映画化した感動作。学校で問題ばかり起こしている富豪の息子ハーヴェイは、父によってイギリスに留学させられることになる。船中でもわがまま放題の彼は誤って海に転落し、漁師マニュエルに助けられる。人望の厚いマニュエルは、優しく人としての道を説き、ハーヴェイは次第に改心していった。そんなある日、マニュエルが事故で悲惨な死を遂げる。
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感激の町
制作年:
'30年の少年もの「スキピイ」でアカデミー監督賞を受賞したN・タウログが、「少年の町」の続編として撮り上げたお得意の少年映画の名作。30年代にアカデミー主演男優賞を2度受賞した名優トレーシーも、人情味溢れる演技で魅了する。前作に引き続き、フラナガン神父と少年たちの物語が孤児院を舞台に展開。少年刑務所で看守を殺した少年を神父が裁判所から連れ帰ってきたが……。
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可愛い配当
制作年:
S・トレーシー、E・テイラーの共演による「花嫁の父」の続編。監督は前作同様V・ミネリ。娘のケイに子供が生まれることを聞いたバンクス。時の流れの早さをいまさらながらに実感する彼だったが、娘たちの住宅問題や生まれてくる赤ん坊の名前など、細々したことでまたも大騒動が展開する、古き良き時代のファミリー・ドラマ。
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おかしな・おかしな・おかしな世界
制作年:
シネラマの大画面で壮大に展開されるドタバタ・コメディ。ハイウェイの事故で死んだ強盗の残した大金をめぐり、交通事故現場に偶然居合わせた5人の男と、強盗を追っていたはずの警部が大騒動を繰り広げる。特別出演のB・キートンが見もの。
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折れた槍
制作年:
E・ドミトリク監督、S・トレーシー主演の、異色の社会派ウエスタン。1880年代のアメリカ西部。牧場の川上にある銅精錬所から出る鉱毒のため、家畜がバタバタと死んでいった。怒ったマットは、精錬所まで抗議に出かけるが相手にされず、ついには激しい銃撃戦となってしまう。裁判にも敗れ、投獄されてしまうマット。やがて彼の子供たちも気持ちがバラバラになってしまい、マットも死んでしまう……。古き西部が敗れ去り、新しく生まれ変わろうとする時代。そうした変動の時代に生きざるを得なかった人々の闘いをドミトリク監督は、マット
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日本人の勲章
制作年:
「荒野の七人」「大脱走」などアクション映画を得意とするJ・スタージェスのサスペンスフルな現代西部劇。西部の小さな町に列車から片手のない一人の男が降りる。何もないこの小さな町でよそ者の噂はすぐに伝わり、町のボスや保安官が疑心暗鬼でこの謎の男の目的を探り始める。男はイタリア戦線で自分の命を救って死んだ日本人二世の勲章を、この町に住む彼の父親に届けるためにやって来たのだ。だが、その父親は日本人を憎悪する町のボスたちによって殺されていた……。異色のサスペンス映画であり、S・トレーシーが空手で町のボスたちを倒
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ジキル博士とハイド氏
制作年:
R・L・スティーヴンソンの有名な恐怖小説『ジキル博士とハイド氏』。1920年の「狂える悪魔」以来何度も映画化されているが、本作は3度目にあたる。“人間の精神は善と悪からなっている“という結論に達した医学者ジキル博士は、精神の分離薬を開発。自ら人体実験に臨む。しかし、温厚だった博士は薬を飲むと、苦悶の果てに凶悪なハイドという人物に変身してしまう。もとに戻る薬も作るが、実験を繰り返すうち、次第にジキルに戻れなくなり、悲劇のエンディングを迎えることに。ストーリーで重要な役割を果たす商売女アイビ役には名女優
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コンピュータとミス・ワトスン
制作年:
S・トレーシー&K・ヘプバーンという、ハリウッドで名コンビと評判だったカップルによる恋愛コメディ。ネットワーク・テレビ局の調査部主任のバニー女史。ところが局は新しく、コンピュータの天才サムナー博士を雇い入れ、彼女の仕事を能率的にしようとしてきた。最初は仲が悪かったバニーとサムナー博士だったが、やがてお互いに恋心を抱くようになり……。IBMの全面協力により、当時の最先端をいくOA機器に加えて、L・シャムロイの撮影によるスコープサイズを生かした画面作りが見もの。
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4時の悪魔
制作年:
火山の噴火を背景に様々な人々の脱出行を描いたスリリングなドラマ。3人の凶悪犯を乗せた水上機が、太平洋の小さな島タルアに着陸した。島から追い出されたドナウン神父が飛行機に乗り込もうとする直前、島の火山が噴火。山の病院に残された子供たちを救うため、神父と囚人たちは山へと向かうのだが……。
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老人と海〈1958年〉
制作年:
文豪E・ヘミングウェイの同名小説を、名匠J・スタージェスが映画化。キューバのとある村で一人暮らしをしている老漁師は、84日間も続いたシケのあと一人で海へ出る。やがて巨大なカジキの一種マーリンがかかり、老漁師は小舟とともに引っ張られていく。3日間の死闘の末、彼はついにマーリンを仕留め、帰途につくが……。主人公を熱演したS・トレーシーがアカデミー主演男優賞にノミネートされた。
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山
制作年:
E・ドミトリク監督が、山に取り憑かれた兄弟の愛情の相克を描いた人間ドラマ。スイス・アルプスの山麓に住むザハリーとクリストファーの兄弟。山のガイドとして身を立てている兄のザハリーに対し、弟のクリストファーはのんべんだらりと毎日を暮らしている。ザハリーは、なんとか弟をまともな道に連れ戻そうとするが……。
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ニュールンベルグ裁判
制作年:
ドイツのニュールンベルグで行われた、連合国によるナチ戦犯の戦争裁判の模様を描いた法廷ドラマ。かつてナチの司法大臣を務め、第三帝国憲法起章にかかわったヤニングをはじめ、司法関係者を被告としたこの裁判劇によって、あの非人道的なユダヤ人虐殺の元凶が誰にあったのかを、鋭く問いかけていく。ドイツ人側弁護人ロルフに扮した、M・シェルが、一世一代ともいえる熱演を披露。その他、法廷に集まる裁判長、検事、証人に大スターをそろえているのも目を引く。特に、絞首刑になったドイツ軍将軍の未亡人に扮した、M・ディートリヒが、強
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花嫁の父
制作年:
一人娘を嫁に出す父親の複雑な気持ちをユーモアを交えながら描く父と娘の物語。トレーシーが、怒ったり、笑ったり、涙を流したりと父親の心理を巧みに演じている。当時18歳だったテイラーが輝くばかりに美しい。続編「可愛い配当」も製作された。
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テスト・パイロット
制作年:
航空会社のテスト・パイロット、ジムは新鋭機の試験飛行中にカンサス州の田舎に不時着。そこで農家の娘アンと出会い、恋に落ちた二人は翌日に結婚する。しかし、その後もジムは危険な飛行競技会に参加したり、危ない試験飛行を続け、アンは彼が仕事に向かうたびに不安に駆られる日々を送った。そんなある日、ジムと相棒のガナーは空軍の重爆撃機のテストを命じられる……。C・ゲーブル演じる空に生きる男と、M・ロイ演じる妻の愛情を描く。
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激怒
制作年:
資金がなく、恋人との結婚を先送りにしていたジョー。ようやく用意できた金を手に恋人の元へと向かった彼だったが、途中で誘拐犯に間違われ投獄されてしまう。街の住人は犯人が捕まったと知り暴徒化し、ジョーのいる拘置所に放火するが……。表現派を代表するF・ラングが、米国に渡って初めて撮りあげた重厚な人間ドラマ。
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桑港〈サンフランシスコ〉
制作年:
1936年のアメリカ映画興業成績No.1に輝いた超大作。出演はC・ゲーブル、S・トレーシーなど当時最高の豪華キャスト。とくにゲーブルは“キング・オブ・ハリウッド“といわれ、最もノリにノッていた時期だ。オペラ歌手を夢見るマリーはサンフランシスコでダンスホールの仕事に就く。その店のオーナーとマリーは恋に落ちた。しかし、そこへオペラの団長が現れ、彼女に契約を申し出る。二者択一を迫られるマリー。折しもサンフランシスコ大地震が起こり、恋もダンスホールも、すべてを呑み込んでいく……。全編を彩るジャズやオペラの名曲の数々、そしてラストのSFXなど、どれをとっても一級の作品だ。
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スタンレー探検記
制作年:
ヘンリー・スタンレーによる1869年・第1回アフリカ冒険の旅を映画化。4年前に行方不明になったリヴィングストン博士を探すため、ニューヨークの新聞記者スタンレーはアフリカに赴き、熱病や大自然の脅威など困難を乗り越えながら、ようやく博士を見つける。しかし、帰国を拒む博士の意を汲み、一人でロンドンへ着いた彼を待ち受けていたものは……。
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少年の町
制作年:
日本にも来日したことのあるフランガン神父の伝記映画。フランガンは、殺人犯が死刑を執行される直前に“自分が幼少時代に人の愛を知っていたら正道を歩いたろう”という告白を聞き、家なき少年を救うことに一生を捧げる。彼は僧正と親友の財政援助を受け、孤児院“少年の町”を設立して彼らの世話をする。初めは経営困難だった事業も次第に軌道に乗りだすが、“少年の町”の子供が銀行襲撃事件に巻き込まれたことから、神父の事業は困難に直面する。トレーシーは「老人と海」に続いてアカデミー主演男優賞を連続受賞。1941年に同じスタッフによる続編「感激の町」が作られている。
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アダム氏とマダム
制作年:
浮気亭主を狙撃し負傷させた金髪女、その弁護士として法廷で女性の権利のために闘うアマンダ。だが一方の浮気亭主を弁護するのはこともあろうに彼女の夫アダムだった。マスコミはこぞってこの夫婦の戦いを取り上げる。息の合った主役コンビによるコメディの傑作。
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