“ミュージカル好き”池井戸潤「よりにもよって、あの『民王』を?」 自作初の舞台化への思いを有澤樟太郎&別所哲也と語る
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(左から)有澤樟太郎、池井戸潤、別所哲也
――期待されているお客様にお伝えしておきたいことをお聞かせください。池井戸さんは、ご一緒に観る立場としてお伝えしたいことはありますか?
池井戸:僕はお客さんと一緒の立場なので、「傑作か、珍品か、それが問題だ」みたいな気持ちで楽しみたいと思います。どんな演出で、どんなお芝居になるのか、これだけ謎なミュージカルはありません。
――きっと稽古をご覧になったり、本番をご覧になったりと、何度かご覧になるのかなと思いますが、何度もご覧になるのも楽しみですか?
池井戸:そうですね。初日からどんどんパワーアップしていくと思うので、『民王』が成長していくのを一緒に楽しみにしたいと思います。
――お二人はこれからが大変かと思いますが、楽しみに待っている皆さんにお伝えしたいことはいかがですか?
有澤:今日も早速ワークショップをしたり、歌稽古も始まってきていますし、やっと資料が揃ったみたいな感じで、ここからどう作っていくかですが、面白くならない要素がないです。池井戸さんが、これだけこの作品に関わっていて、音楽も角野さんで、Penthouseも個人的に結構聴いているのですが、曲もキャッチーで、いろんなバリエーションの曲もあって、脚本もミュージカルならではの要素もいろいろあります。あとは僕たちが、この体でどう勝負していくか。大分体当たりになると思います。
別所:かなり肉体派みたいな感じだよね。
有澤:入れ替わりますからね。体当たりでやっていくと思いますが、お客さんとしてはハードルを上げて観てほしい、絶対に楽しむつもりで来てほしいなと思います。この本を読んで僕が感じたことを、原作の良さ、原作からもらったものをそのまま、翔として、泰山として、伝えられたらいいなと思うので、楽しみにしていただけたらと思います。
別所:こんなに奇想天外な、痛快な、新しいジャンルが、ミュージカル界に生まれます。かつて内閣総理大臣が出てくる政治ミュージカルがあっただろうかと。しかも親子が入れ替わるという、やる側もチャレンジであり、面白いことが本当にたくさんあるんですが、観ていただく皆さんにとっても、今までにない体験をしていただけるんじゃないかと思います。
――観るほうも大変かもしれませんね。今どっちだ……!?ってなりますよね。
別所:それを笑い飛ばしながらも、池井戸先生の作品は全部そうですが、弱いものに寄り添っていたり、社会にあるいろんな強そうに見えるものが弱かったり、いろんなことが、劇場に出るときに景色が変わってくれたら。とりわけ政治に関して、見え方が変わってくれたりしたらいいなと思いますね。そして、みんなが「民王のテーマ」を歌ってほしい!
――覚えて帰りたいですね!
◆「笑い飛ばしちゃう力強さ。日本の政治や世界を見たりする入口に」(別所)
【公演概要】
ミュージカル『民王』
9月6日~10月6日:東京・シアタークリエ
10月11日~13日:大阪・梅田芸術劇場 シアタードラマシティ
10月17日~19日:福岡・博多座
◆出演
武藤翔:有澤樟太郎
武藤泰山:別所哲也
村野エリカ:豊原江理佳
南真衣:林瑠奈(乃木坂46)
貝原茂平:山崎大輝
新田理:上川一哉
蔵本志郎:福田転球
武藤綾:一路真輝
城山和彦:竹中直人
◆原作
池井戸潤「民王」(文春文庫/角川文庫)
◆脚本
ツバキミチオ
◆音楽
角野隼斗
◆演出
永井誠
◆主催
東宝/テレビ朝日
◆製作
東宝
【公式サイト】http://tohostage.com/tamiou/