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三浦透子、初の一人芝居『プライマ・フェイシィ』開幕 世界を席巻した話題作の日本初演に体当たり

演劇

『プライマ・フェイシィ -私の声を聞いて-』舞台写真
『プライマ・フェイシィ -私の声を聞いて-』舞台写真 撮影:宮川舞子

 三浦透子が初の一人芝居に挑む『プライマ・フェイシィー私の声を聞いてー』が、1日東京・下北沢のザ・スズナリにて開幕を迎えた。3度目のタッグとなる栗山民也の演出のもと、さすがの存在感で作品のメッセージを観客に届けた。

【写真】勝利を貪欲に追い求めてきた弁護士役に体当たりする三浦透子

 本作は、オーストラリア出身で、弁護士として活躍していたこともある劇作家スージー・ミラーが、2019年に発表以来、欧米のみならずアジアなど世界各国の実力ある俳優たちが体当たりで取り組んできた一人芝居。

 そのタイトル=「プライマ・フェイシィ」とは、ラテン語に由来し、「一応の事実」「反証がない限りの有力な証拠」という意味合いの法律用語で、物語は、英国の法廷、司法制度を背景に展開。伝統的に、英国の刑事裁判では多くの場合、裁判官や法廷弁護士は馬の毛で作られたカツラとシルクの黒い法衣を着用して裁判に臨むが、本作のビジュアルにも登場しているように、今回三浦は、法制度を心から信じ、そこで勝利を貪欲に追い求めてきた英国の法廷弁護士テッサ・エンスラーを演じる。

 世界中で大反響を集める本作の日本初演、そして、自身にとって初めての一人芝居に挑む三浦は、「日本で初めて上演するにあたり、私にお声がけいただいたこと、この作品を届ける立場に立てたことが純粋にうれしかった」と当初から語っていたが、3度目の顔合せとなる栗山民也との稽古を、「フラットに、かつ柔軟な心で稽古場に臨んで、まずは言われたことを受け止めてやってみることで、新たな発見が生まれてくる。そんな豊かな時間を過ごしています」と語る。

 稽古初日には栗山から、「透子は心と身体の健康だけは守り抜いてほしい」と声をかけられたことも明かしているが、充実の稽古期間も終了。「真摯に誠実に物語を届ける大切さ」を胸に、いよいよザ・スズナリの濃密な空間に立つ瞬間を迎えた。

 Netflix『地獄に堕ちるわよ』で演じた島倉千代子役、先日最終回を迎えた『銀河の一票』と、その唯一無二の存在感で観る者の心を鷲づかみにしてきた三浦透子。信頼する栗山民也の演出のもと、初の一人芝居では、力強く真っすぐな眼差しが何を見つめ、何を届けるのか。主人公の思いが観る者の胸を撃ち抜く、そんな革新的な一人芝居は見逃せない。

 『プライマ・フェイシィー私の声を聞いてー』は、東京・ザ・スズナリにて7月26日まで上演。その後、群馬・高崎芸術劇場 スタジオシアターにて7月29日~30日、福島・いわき芸術文化交流館アリオス セキショウ中劇場にて8月1日~2日、茨城・水戸芸術館 ACM劇場にて8月5日~6日、大阪・近鉄アート館にて8月9日~11日、兵庫・神戸朝日ホールにて8月14日~15日上演。

【公演概要】

『プライマ・フェイシィ -私の声を聞いて-』
『プライマ・フェイシィ -私の声を聞いて-』メインビジュアル

『プライマ・フェイシィー私の声を聞いてー』

◆日程・会場
・7月1日~26日:東京・ザ・スズナリ
・7月29日・30日:群馬・高崎芸術劇場 スタジオシアター
・8月1日・2日:福島・いわき芸術文化交流館アリオス セキショウ中劇場
・8月5日・6日:茨城・水戸芸術館 ACM劇場
・8月9日~11日:大阪・近鉄アート館
・8月14日・15日:兵庫・神戸朝日ホール

◆出演
三浦透子

◆作
スージー・ミラー

◆演出
栗山民也

◆翻訳
徐賀世子

◆美術
二村周作

◆照明
おざわあつし

◆音響
井上正弘

◆衣装
前田文子

◆ヘアメイク
奥山信次

◆舞台監督
瀧原寿子

◆プロデューサー
北村明子

【公式サイト】https://www.siscompany.com/produce/lineup/prima/
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