クランクイン!

木村多江、舞台初主演に気合い 妄想癖ある主人公を「魅力的にロックに演じたい!」

演劇

紀伊國屋書店創業100周年記念公演『わたしの書、頁を図る』公開ゲネプロの様子
紀伊國屋書店創業100周年記念公演『わたしの書、頁を図る』公開ゲネプロの様子 撮影:小岩井ハナ

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木村多江

味方良介

光嶌なづな

中井智彦

坂口涼太郎

猫背椿

 木村多江が、舞台初主演となる紀伊國屋書店創業100周年記念公演『わたしの書、頁を図る』の初日(3日)を前に、囲み取材と公開ゲネプロに登場。あて書きされたという主人公を「魅力的にロックに演じたい」と意気込みを語った。

【写真】主人公をロックに熱演する木村多江

 新進気鋭の作・演出家 小沢道成の最新作となる本作は、「静かな図書館を舞台にした“華やかな”物語が観てみたい」という、これまで温めてきた構想から誕生した。

 図書館職員として何の変哲もない退屈な時間を過ごし、よく見かける利用客らの人物像や日常を妄想しては、また元の退屈な時間に引き戻されるという毎日を繰り返す柳沢町子。しかし、突如現れた年下の青年によって大きく心を揺さぶられ、図書館の常連利用客たちの真の姿や想いを知っていくにつれて、葛藤し、変化していく…。

 この日の囲み取材には木村のほか、味方良介、光嶌なづな、中井智彦、坂口涼太郎、猫背椿が参加。それぞれが初日に向けて、作品に懸ける思いを語った。

 木村は「私の役は柳沢町子という図書館の職員の役で、孤独な日常を紛らわすために来る人たちを妄想して、楽しんで、少しでも自分の存在意義を見つけたいと思っている人です」と役どころを紹介し、「小沢さんが『木村さんのロックな姿が見たい』とあて書きをしてくださいました。お客様にどう感じていただけるのか、まだわからないところですが、魅力的にロックに演じたいと思っています」と気合い十分。

 「町子という役は等身大で、人付き合いがちょっと下手になってきたり、なんかうまくいかなくなってくるところが出てきたりとだんだん私が町子になってきている部分もあります」と笑い、「なんとなく町子という人をとても愛おしいと思いつつ、ちょっと不甲斐なさとか、私と町子が心の中で戦う状態になっています。私自身、道を歩いている人や木々にアフレコをしたりして普段から妄想をしているので、町子の妄想癖を、私だ!と思って演じています」と自身が演じるキャラクターへの愛情をあふれさせる。

 映画監督の岸本慶太役を演じる味方は「一人ひとりのキャラクターや感性が混じり合って、この物語が完成していくので、オープニングからラストまでみんなのバトンの渡し方、みんなで戦っているところ全てが見どころです」と作品をアピール。「多江さんは俳優として、座長としてかっこいいなと思う瞬間が沢山あるので、そこもぜひ劇場で観ていただきたいです」と木村への信頼を明かした。

 不登校の中学生・小山田奏那役を演じる光嶌は「稽古場では、皆さんいつも温かい目を向けてくださって、『今日はどう?』『大丈夫?』と声をかけてくださいます。休憩中は温かい目線をいただくのですが、稽古が始まると皆さん荒れ狂っていて(笑)。私はそれを一歩引いて見ている役なので、皆さんのギャップにいつも『おおお!』と胸が震えています」と笑顔。

 中井は「脚本を読んだ時点で面白い作品になるということは確定していましたが、実際にみんなで演じてみるとさらに面白くなりました」と自信を見せる。

 劇中でテナーサックスの生演奏に挑戦するという坂口は「ブルージャイアントばりにテナーサックスを吹きます!みなさんに楽しんでいただけるよう、ジャズプレイヤーぐらい吹き鳴らすというのを目標に1か月間頑張ってきたので、チケット代のいくらかになれたら嬉しいです」と笑い、「見どころは荒れ狂う木村多江さんです。私たちの見たかった木村多江さんが全部詰まっています。最後まで釘付けなので、余すところなくぜひ見ていただきたいです!」と木村の怪演を絶賛した。

 主婦・飯島千弦を演じる猫背椿も「多江さんの歌声の涼やかさがとても素敵なので楽しみにしていただきたいです」と木村の歌声をアピールしつつ、「自分としては弾き語りをするのが初めてで、今も上手くいくのかわからなくてスリリングなのですが、全力で頑張りたいと思っています!」と意気込みを語った。

 最後に木村は「静かなはずの図書館が気づくと大カオスになっていく、騒々しくて楽しくて笑える、なのにちょっと切ないという、色々な感情が渦巻く、観たことのないような世界が繰り広げられていきます。この面白さを私自身も客席で観たいくらいです。タイトルにある『図る』の意味、そして自分の『図る』その世界を、この舞台を観て探していただきたいです」とメッセージを寄せた。

 紀伊國屋書店創業100周年記念公演『わたしの書、頁を図る』は7月3日~19日東京・紀伊國屋ホールにて上演。

【公演概要】

紀伊國屋書店創業100周年記念公演『わたしの書、頁を図る』
紀伊國屋書店創業100周年記念公演『わたしの書、頁を図る』主演・木村多江

紀伊國屋書店創業100周年記念公演『わたしの書、頁を図る』

◆日程・会場
7月3日~19日:東京・紀伊國屋ホール

◆作・演出・美術 
小沢道成

◆出演
木村多江

味方良介
光嶌なづな
中井智彦

坂口涼太郎
猫背椿

【公式サイト】https://watashinosho.jp/
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