笹森裕貴、『HiGH&LOW』シリーズ節目に挑む新たな境地 カギは「“台本を間違えて読む”こと」
――山賊としての殺陣の面白さはどんなところに感じていますか。
笹森:普通に上手い人が首を斬ったら、絵に描いたようなきれいな切り口になると思うんですが、山賊は刃もボロボロだろうし、肉がぐしゃぐしゃになるようなイメージです。でも、殺陣ってひとつの芸術なので、美しさみたいなものが絶対必要だと思っていて。荒っぽいけどきれいな殺陣っていうところが終着点なのかなって思っています。
――一派の頭として、義勇軍、海賊との関わりも見どころとなりそうです。同じく陣営を率いる役どころとなる叢雲颯斗役の小野塚勇人さん、謝羽良彩音役の彩風咲奈さんの印象を教えてください。
笹森:小野塚さんは、すごく頭の回転が速い方なんだと思います。自分でめちゃくちゃ考えているから、少しでもノッキングが起きたら「ここってこういうこと?」と、すぐディスカッションをされていて。めっちゃ視野が広くて素敵な方だなって思います。彩風さんは宝塚歌劇にずっといらっしゃったから、やっぱり立ち姿や所作がおきれいですよね。そんな方が海賊役で刀と鉄砲を持っている姿を見られる機会もなかなかないだろうし、ご本人もこういった殺陣は初めてとのことで、すごく真摯に向き合ってらっしゃって、刺激をもらっています。

――斑目笹玖としての注目ポイントはどんなところになりそうですか?
笹森:山賊の頭として存在している時と、兄弟だけで喋っている時のアンバランスさ、かな。こうでありたいっていう理想はあるけど、そうできない自分にもどかしさを感じている部分が表現しがいのあるところだし、そこを今回は求められていると思うので、注目ポイントというか、自分なりに意識してやりたいなって思うポイントです。
――最後に公演を楽しみにしているファンの方へのメッセージをお願いします。
笹森:世界観が独特で、今までの『HiGH&LOW』シリーズを観ている方も観ていない方も絶対楽しめると思います。僕自身も新しい感覚を養いながら稽古をしているところです。必ず面白い作品にしますので、ぜひ観に来てください。
(取材・文・撮影 双海しお)
舞台『HiGH&LOW THE 戦国 外伝』は、東京・東京建物 Brillia HALLにて7月15~30日、大阪・梅田芸術劇場メインホールにて8月7~9日、愛知・御園座にて8月14~16日上演。
【公演概要】
『HiGH&LOW THE 戦国 外伝』
◆演出:平沼紀久
◆出演
叢雲颯斗:小野塚勇人
斑目笹玖:笹森裕貴
謝羽良彩音:彩風咲奈
霧生楓:山田健登
蜂谷風馬:蒼木陣
寿星桃太夫:小澤竜心
斑目松竹:八木将康
戒:うえきやサトシ
吐澤檸檬:土井ケイト
千愛:夏川椎菜
叢雲桔梗:佐藤日向
オールラウンダー:伊勢大貴
オールラウンダー:納谷健
風見鳥拓ノ新:川久保拓司
ガメ坊:伊達暁
沙羅狗:伊藤正之
◆日程・会場
7月15日~30日/東京・東京建物Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)
8月7日~9日/大阪・梅田芸術劇場メインホール
8月14日~16日/愛知・御園座
【公式サイト】https://www.umegei.com/high-low-sengoku-gaiden2026
【公式X】@HiGH_LOW_SG_ume