三浦宏規&高野洸、舞台『キングダム』再演に意気込み “王騎”山口祐一郎のさすがの包容力をカンパニー絶賛!
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会見に続いて、信の初陣となる「蛇甘平原の戦い」の場面を中心とした公開稽古が行われた。稽古場がまるで壮大な蛇甘平原に感じられる、舞台『キングダム』ならではのダイナミックな展開は健在だ。
シーンは、騰(石川禅)の語りから幕を開ける。会見での柔らかな雰囲気から一転、この先の物語の行く末を見極めるような、静かで鋭い視線を投げる。その語りに呼応するように、初陣の信が尾平(元木聖也)、尾到(篠崎大悟)らとともに戦場へと現れる。
信を演じるのは、三浦宏規と高野洸のWキャスト。まずは三浦の信が登場。高揚感に身震いし、目をきらきらと輝かせる生意気な佇まいが印象的だ。天性の才を感じさせる殺陣で、初陣とは思えない存在感を放つ。もう一組の稽古では、高野の信が野生味あふれるやんちゃな空気をまとって登場。戦場を怖いものなしで駆け巡り、勝ち気さを前面に押し出した殺陣で魅せる。初演同様、同じ信でありながら2人のアプローチはまるで違う。それでいて、どちらも信としての説得力を持つ芝居が、稽古終盤を前にすでに確立されていた。
その戦場で窮地に駆けつけるのが羌かい(山本千尋)だ。すっと音もなく現れる静けさが、騒がしい戦場のなかで異彩を放つ。舞うような殺陣は、世界ジュニア中国武術選手権大会優勝という山本の経歴を存分に生かしたハマり役。想像以上の速さと、予測できない動きが、アクションシーンに新たなリズムを生み出していた。その圧巻の立ち回りは共演者の目にも鮮烈に映ったようで、会見で華優希が「人間の首ってここまでいくんだ、と驚いた。目が離せない」とその身体表現に舌を巻いていたほど。山本自身は「まだ正解は出ていない」と語るが、2人の信が「説得力がある」と口を揃えるその立ち回りは、稽古段階とは思えぬ完成度を誇っていた。
続投組の安定感も光る。前回はクールな役どころだった元木が、情けなくも懸命に戦う尾平を好演。初陣を終えた信を、河了貂(華優希)が迎えるシーンでは、華のかわいらしくも健気なその存在感が、血生臭い戦いのあとの空気を一変させた。本番で再びコロンとしたあのフォルムの河了貂姿が観られるのが待ち遠しい。
キャストからも口々にハマり役と太鼓判を押され、自らも「命懸けでやっている」と語る王騎(山口祐一郎)の登場シーンは圧巻だ。稽古着ながら、騰と並び立つ姿はまさに大将軍。会見で石川禅が「原作の騰は無表情で心が読めない。どう演じるか頭を抱えている」と明かしていたその掴みどころのなさも含め、2人が並ぶ姿には揺るぎない風格が漂っていた。目下特訓中だという「ファルファル戦法」にも期待したい。
そして場面は切り替わり、王騎を求めるほう煖が一瞬だけ姿を見せる。東啓介と章平のWキャストが、あふれ出る覇気で武神を体現。今回、ほう煖の殺陣はお披露目されなかったが、この2人が王騎とどうぶつかり合うのか、開幕への期待が高まる時間となった。
舞台上で交わされる思いの継承と、カンパニーが積み上げてきた絆。その熱量が炸裂する夏の陣は、8月9日にいよいよ幕を開ける。
舞台『キングダム II-継承-』は、8月9日~9月13日東京・東京建物Brillia HALL、9月21日~29日大阪・新歌舞伎座、10月6日~13日福岡・博多座にて上演。
【公演概要】
舞台『キングダムII‐継承‐』
8月9日~9月13日:東京・東京建物Brillia HALL
9月21日~29日:大阪・新歌舞伎座
10月6日~13日:福岡・博多座
◆出演
信:三浦宏規、高野 洸(Wキャスト)
羌かい:山本千尋
ほう煖:東啓介、章平(Wキャスト)
河了貂:華優希
尾平:元木聖也
蒙毅:竹内將人
羌象:清水葉月
摎:大塚千弘
騰:石川禅
王騎:山口祐一郎
◆原作
「キングダム」 原泰久(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
◆脚本
笠浦静花
◆演出
山田和也
◆音楽
KOHTA YAMAMOTO
【公式サイト】https://www.tohostage.com/kingdom2/
【公式X】@kingdom_stage