藤原紀香は「なんでもやっちゃう、やり遂げる力がある人」脚本・末原拓馬と挑む国民的アニメ舞台化 その思いとは
――会見には村方乃々佳さんも参加していました。お話してみていかがでしたか?
末原・藤原:かわいい!
藤原:朗らかで、人見知りもなく、とても賢くて、何より純粋な子役さんだなと感じました。
末原:しっかりしているけど、子どもらしさがちゃんと残っている子ですよね。すごくかわいいです。
藤原:これくらいの年齢の子役さんとお芝居でご一緒したことがないので、とても楽しみにしています。
末原:僕は少し前から、子どもたちと一緒に何か作るのがライフワークの一つになるんじゃないかと思っています。子どもと組むと、計算できないことがたくさんある。子どもの方がすごい部分に気付いて、未成熟な存在だと思わなくなるんです。今回はオーディションで選ばれた8名の子どもたちもいるので楽しみです。
――CBGK シブゲキ!!の距離で藤原紀香さんを見られるというのも特別感があります。
末原:そうですよね。(藤原に)戸惑いませんか?
藤原:私自身、小劇場のお芝居もよく拝見しますし、この距離感だからこそ生まれる一体感を、ずっと味わってみたいと思っていました。お客さまにも物語の一員になっていただいて、最後は皆さんで笑顔になって劇場を後にしていただけたらうれしいです。
末原:言い方はあれだけど、盆踊りみたいな。あれって行く側も主役じゃないですか。同じような熱が劇場内で生まれる気がします。
藤原:はち切れんばかりのエネルギーをお土産に持って帰っていただけるように努めます!
――ちなみに、現時点で演出の構想などはありますか?
末原:“想像力”というものをもう一度大事にしようと思っています。例えば、明治座くらいの規模の劇場だと、機構やセットなどでいかに形にして見せるかを楽しんでいただくことになる。小劇場だと物理的にできないものもあるけど、語られた言葉をもとに想像して、それが劇場に現れる。そこで実際の物事のように体験して、人生の一部になっていくというのを目指したいです。
(左から)末原拓馬・藤原紀香
――昔話は人から人に継承されてきたものです。お2人がこの舞台を通して、今の子どもたちに届けたいものはありますか?
末原:昔は娯楽が少なかったから誰かの話を聞くくらいしかなかったけど、今は動画など色々ありますからね。そう考えた時に、お話を語ってみんなで共有していく場はすごく大事だと思います。昔話は何百年、何千年も語り継がれてきた。この作品も語り継がれていって、遠い未来で「大昔、令和の時代ににほん昔ばなしが上演されていてね」と言われたらと思うと楽しいですね。
藤原:私たちが親しんできた『まんが日本昔ばなし』は、これから先も日本人の心に息づいていてほしい、大切な作品です。温かく優しい語り口の中に、時には少し怖さもあり、その一つひとつのお話には、人として大切な教えや気づきが込められています。末原さんがその世界観を舞台でどのように表現されるのか、私自身とても楽しみにしていますし、私も心を込めて務めたいと思います。この舞台をきっかけに、大人も子どもも、改めて『まんが日本昔ばなし』の世界に触れていただけたら嬉しいです。懐かしさだけでなく、人を思いやる心や道徳心など、日本人が大切にしてきた価値観も感じていただける作品になると思います。
――最後に、楽しみにしている皆さんへのメッセージをお願いします。
末原:ここからずっと続くもの、お話を語る場というものを立ち上げたいと思っています。その最初を見届けて、仲間になってほしいですね。
藤原:共に語り部になりましょう!
末原:いいキャッチコピー。親子3代で観られるものってなかなかなかったりしますし、もちろんお友達と来るのも歓迎です。
藤原:250席ほどの劇場だからこそ、どのお席からも役者の息づかいや空気感まで間近で感じていただけます。皆さまに劇場ならではの一体感を存分に味わっていただけたらうれしいです。
末原:あと、龍を本当に大きくしちゃったんですよ(笑)。制作途中の写真が送られてきて「これ、劇場に入るのかな?」みたいな。ぜひ楽しみにしていてください。
(取材・文:吉田沙奈)
舞台『まんが日本昔ばなし』劇場は、8月5日~9日にCBGK シブゲキ!!にて上演。
【公演概要】
舞台『まんが日本昔ばなし』
8月5日~9日
■会場
CBGK シブゲキ!!
■脚本・演出・音楽
末原拓馬
■出演
藤原紀香
村方乃々佳
さひがしジュンペイ
末原拓馬
高橋倫平
わかばやしめぐみ
井俣太良
塩崎こうせい
坂本澪香
井上花恋
金井晶
小紫すず華
柴田華怜
高橋杏奈
中井理人
深谷柊太
松井茉里亞
ほか
公式サイト:https://onceuponatime.co.jp/special/stage/