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『マイファミリー』“真犯人”考察 整理しておきたい3つのポイントを振り返る

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【ポイント2】“家族”のために動いているところにヒントが?

 ネット上では、実咲と心春が同一人物である説もささやかれているが、二人が一緒に写っている写真がある以上、その線は薄いだろう。ただ、阿久津が心春の誘拐事件に関わっていた可能性は、十分に考えられる。誘拐事件が起きた5年前、実咲と心春は仲の良い友人だった。二人が一緒に遊んでいる時に、何らかの事故で心春が死んでしまい、それを隠蔽(いんぺい)するための狂言誘拐だった…との考察も多く上がっている。となると、万が一でも危険が及ばないように、実咲を自らの手で誘拐したのだろうか。

 娘を取り戻すために必死になって奮闘している阿久津の姿を見ていると、真犯人候補から外したくなる気持ちもある。それに、彼には実咲を誘拐するメリットはないのだ。

 ただ、5年前の事件が、“家族=娘”を守るために起こしたものだと考えると、本作が描くテーマと合致している。娘のために、模倣犯となった東堂。子どものような存在である会社を守るために、事件を隠蔽しようとした立脇香菜子(高橋メアリージュン)。そして、姉・東堂亜希(珠城りょう)と姪(めい)を取り戻すために、悪に手を染めてしまった鈴間亜矢(藤間爽子)。どの人物も皆、“家族”への愛が強すぎるあまりに、正義を失ってしまった。

 おそらく、本日放送の第9話で真犯人が明らかになる。秘密のタブレットを持つ未知留の前に現れたのは、一体誰なのだろう。綿密に練った物語を紡ぐ脚本家・黒岩勉のことだ。あっと驚く展開が待っているに違いない。

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【ポイント3】事件の鍵を握るタブレットの謎

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