有村架純&高橋一生&村上虹郎らが入魂演技! 『るろうに剣心 最終章 The Beginning』注目の登場人物たち
和月伸宏の人気マンガ『るろうに剣心‐明治剣客浪漫譚‐』を実写化した映画『るろうに剣心』シリーズ。その完結編2部作の第2弾『るろうに剣心 最終章 The Beginning』が、今夜の金曜ロードショーにて地上波初・本編ノーカット放送される。『るろうに剣心』は、伝説の人斬りとして恐れられた男・緋村剣心が、「不殺(ころさず)の誓い」を立て、斬れない刀「逆刃刀」で戦いながら人々を守る姿を描いた作品。映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』では、幕末に「人斬り抜刀斎」と怖れられた男・緋村剣心がなぜ「不殺の誓い」を立てたのかという、シリーズラストにして始まりの物語が描かれる。そんな本作は、緋村剣心役の佐藤健など、豪華出演者たちによる熱演も見どころ。そこで今回は、『最終章 The Beginning』の中心人物と演じる俳優陣を紹介する。
【写真】有村架純&高橋一生&村上虹郎ら 『るろうに剣心 最終章 The Beginning』剣心の過去に関わる登場人物たち
■雪代巴(有村架純)
剣心が人を斬る現場に居合わせて、卒倒してしまった女性。その後、介抱された彼女は剣心や長州藩士が寝泊まりする宿で働き始める。そんな巴の本当の目的は「復讐」。人斬り抜刀斎(剣心)に許婚(いいなずけ)を殺され、彼に近づいたのだ。しかしながら、幕末の動乱を終わらせたいと剣を振るいながらも、深い悲しみを持つ剣心と共に過ごすなかで、彼に心惹かれていく。そんな複雑な感情が巡る巴を演じるのは、『花束みたいな恋をした』で第45回日本アカデミー賞にて最優秀主演女優賞を受賞した有村架純。彼女は大友啓史監督からのリクエストもあり、複雑な胸中の巴を体現するために、可能な限り体重を絞って撮影に臨んだという。一方で、自分の道を選択していく芯の強さを巴から感じた有村は、ひとつひとつの言葉に込められた感情と丁寧に向き合い、巴の強さ・儚さを観客へ伝える。なかでも、剣心を演じる佐藤健との掛け合いは必見。物語前半・中盤・後半と、剣心・巴がお互いに抱いている感情の変化を、佐藤・有村両名が見事に表現している。
■清里明良(窪田正孝)
巴の許婚。京都見廻組に志願し、少しでも箔を付けようとするも、京都所司代の重倉十兵衛を護送している最中に人斬り抜刀斎(剣心)に襲われてしまう。演じる窪田正孝は、連続テレビ小説『エール』の古山裕一役、ドラマ『ラジエーションハウス』の五十嵐唯織役など、数々の作品で主役を務める俳優。彼の鬼気迫る芝居は、短い出演シーンながらも強烈なインパクトを残している。
■雪代縁(荒木飛羽)
完結編2部作の第1弾『最終章 The Final』では新田真剣佑が演じた巴の弟。過去を描く本作では、剣心を討伐しようとする組織・闇乃武の連絡係として登場する。少年時代の緑を演じるのは荒木飛羽。ドラマ『少年のアビス』の黒瀬令児役で話題を集めた彼が、最愛の姉のために動こうとする縁をどのように演じたのかにも注目だ。
■桂小五郎(高橋一生)
倒幕派・長州藩のリーダー。倒幕のため、剣心には狂った正義の急先鋒として剣を振るってもらいたいと考えている。一方で彼のことを気にかけており、巴に「緋村を頼む」と依頼する場面も。そんな桂役に抜擢されたのは、ドラマ『岸辺露伴は動かない』の岸辺露伴役、『凪のお暇』我聞慎二役などで知られる高橋一生。主演・助演どちらでも脚光を浴びる彼の芝居が、本作における強いアクセントとなっている。
■沖田総司(村上虹郎)
新撰組一番隊組長。若くして天才剣士と称えられるほどの人物で、抜刀斎との戦いを望む武闘派で好戦的な一面も見せる。演じているのは、映画『燃えよ剣』の岡田以蔵役、実写ドラマ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の宿海仁太(じんたん)役などを務めた村上虹郎。剣心を演じる佐藤とのアクションシーンは必見だ。