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『SLAM DUNK』を彩った名監督たち 田岡・高頭・安西…3タイプに見る指導論

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■実績ナンバー1の分析家・高頭力

 ベストメンバー・ベストコンディションの湘北が唯一勝つことができなかった神奈川の王者・海南大付属を率いるのが、田岡の後輩でもある高頭力。

 指導に関しては、基本的に冷静沈着。湘北戦では序盤に活躍する桜木に、あえて低身長で控えの宮益をマークに付けて封じ込めるなど、冷静な分析力と合理的な采配から“知将”の異名を持つ名監督だ。

 しかし、旗色が悪くなると感情的に怒鳴るタイプへと変貌を遂げる。先輩の田岡に似た点でもあるのだが、ここは欠点と言えるかもしれない。

 しかし地道な練習こそ選手とチームを強くするという考えのもと、選手たちに膨大な練習を課してきたのは田岡と同じ。田岡は陵南の練習量が1番だと自負しているが、高頭もまた「海南はよそのどのチームよりも練習している」と断言するほど練習の量に力を入れている。

 「海南に天才はいない だがウチが最強だ!!」。基礎と反復を重視する高頭らしい言葉だ。生意気な清田が、努力でユニフォームを勝ち取った印象の強い神や宮益を慕う様子を見ても、彼が“努力を評価する”チーム作りをしていることが分かる。

 人物像に関して、田岡や安西ほど深く掘り下げられることはなかったが、神奈川県大会17連覇、そしてインターハイ全国準優勝に導いた実績は、指導者として頭ひとつ抜けていると言えるだろう。

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■成長を喜ぶ情熱家・安西光義

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