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『silent』第8話キーワードは「疲れる」 紬と想のように、奈々と春尾も出会い直せたら

エンタメ

ドラマ『silent』第8話より
ドラマ『silent』第8話より(C)フジテレビ

 川口春奈主演、目黒蓮共演で、一度離れたふたりが再び近づいていくさまを見つめるドラマ『silent』(フジテレビ系/毎週木曜22時)。第8話が1日に放送され、青羽紬(川口)と佐倉想(目黒蓮)と並行して、桃野奈々(夏帆)と春尾正輝(風間俊介)の過去が描かれた。

【写真】大学生時代の奈々(夏帆)がかわいすぎる 『silent』第8話フォトギャラリー

 大学院時代に「就活のため」とパソコンテイク(聴覚に障がいのある学生のために、授業を同時テキスト通訳する)ボランティアを始めた春尾は、まるでニコっと音が聞こえてくるように笑う奈々に出会い、惹(ひ)かれた。一目ぼれに十分な笑顔だったが、ダメ押ししたのは、彼女のノートの隅、ページごとに重なる、ボランティアに向けた「ありがとうございました」の文字を見つけたからだった。

 「毎回書いて見せてるの? ひとつ書いておいて、それを見せたら?」と提案する春尾に奈々が答えた。「ありがとうって、使い回していいの?」と。バン!と胸を打つひと言だった。春尾は、「この人のありがとうを(筆談ではなく顔を見て)そのまま受け取りたい」と思い、奈々に手話を教わり始める。またこのとき、ちょっとドジな奈々の、リュックの開いたままのジッパーを直してあげたのは、想より、春尾が先だったことが分かる。想と会うとき、気づいて閉めてもらうのがうれしくて、わざとジッパーを開けていた奈々。想に閉めてもらうたび、無意識のうちに春尾のことが心の奥にポンとのぞいていたのかもしれない。

 しかし、春尾の気持ちは結局、「善意の押し付け」と受け止められ、ふたりの関係は築く前に終わってしまう。「めんどくさい」「疲れる」の言葉とともに。同時に第1話で、春尾が湊斗(鈴鹿央士)に放ったドキリとする言葉「絶対いい人なんだろうなって勝手に思い込むんですよ。ヘラヘラ生きている聴者の皆さんは」は、春尾自身が受けた奈々からの言葉から来ていたと判明。春尾の心にも、いまも奈々がいる。

 一方、中途失聴者である想は、聞こえる状態を知るからなおのこと、聞こえている紬が自分に合わせることに引け目を感じていた。そして「大変じゃない?」「疲れない?」と何度も確認し、「ごめんね」を繰り返してしまう。

 いまも手話教室に通う紬は、授業終わりに春尾に「手話疲れるって思ったことありますか?」と、最近の想の言動を相談する。そして「どうしたらいいんですかね」と悩む。春尾も、奈々との過去を思い出しながら「どうしたら良かったんですかね」と返すのだった。もやもやを抱えたままの紬だったが、久しぶりに帰省。再会した母(森口瑤子)と話すなかで、何かできるわけじゃないけど、「ただ横にいたくているだけ」と自分の気持ちをはっきりさせる。

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