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冬ドラマ、オリジナルラブストーリー3作品 初回はどうだった?

ドラマ

■自由なヒロインと、夢持つ青年の人生の夕暮れ時 『夕暮れに、手をつなぐ』


『夕暮れに、手をつなぐ』制作発表会見にて広瀬すず
 九州の片田舎から出てきた主人公・浅葱空豆を広瀬すず、空豆と出会う、音楽家を目指す青年・海野音を永瀬廉が演じる青春ラブストーリー。婚約者との結婚を前に上京し、別れを告げられた空豆は、運命を予感させる出会いをしていた音と再会し、ひとつ屋根の下で暮らすことになる。

 脚本は『あすなろ白書』(フジテレビ系)、『愛していると言ってくれ』『オレンジデイズ』(TBS系)などなど、数々のヒット作を世に放ってきた北川悦吏子。本作はその設定が、北川のヒット作のひとつである『ロングバケーション』(フジテレビ系)と比較されているが、広瀬と永瀬のカラーが、木村拓哉、山口智子とはまるで違っており、新たな、そして23歳同士のかけがえのない人生の夕暮れ時を描いてくれるのではないかと、むしろワクワク感が強い。

 何より広瀬演じる空豆。ちゃんぽんされた九州弁、一人称の「おい」、泣き顔に驚いた顔、笑顔と、空豆はその喜怒哀楽を非常にはっきりと外に出すヒロインであり、広瀬は、それを非常にうまく自分に取り込んでいて魅力的だ。永瀬演じる音は、まだまだこれから変化していくキャラクターに思える。ちなみに空豆のキャラが目立ちがちだが、噴水前で空豆を残してスマホだけを救ったとっさの行動などに、音の性格が見えて面白い。ふたりが共に暮らすことになる「雪平邸」も、家主の資産家・雪平響子役の夏木マリを含めてフィクションの世界ならではの夢を見させてくれるドラマになりそうだ。

 恋愛ドラマとひとくくりにすれど、三者三様。3作品すべてを見ても「恋愛ドラマでお腹いっぱい」とはならないうれしい冬になりそうだ。(文:望月ふみ)

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