騙し合いロマンス『花令嬢の華麗なる計画』 主人公カップルを取り巻く“サブカップルの恋模様”に注目
シュー・ジェンシー、モン・ズーイーが主演する中国ドラマ『花令嬢の華麗なる計画』は、各ドラマランキング1位のヒットを飛ばしたラブコメ時代劇。気分屋で頼りにならないと見せて実は策略家で政治手腕のある皇太子・姫元溯(きげんそ)と、体も気も弱いお嬢様と見せて実は武術が得意で勇ましい将軍の娘・花琉璃(かりゅうり)が、ネコをかぶって騙し合いのロマンスを繰り広げる。さらに、本作は脇役たちもそれぞれ恋の相手を見つけるのが楽しい見どころ。今回は、主人公カップルのラブストーリーとともに盛り上がっていく3つのサブカップルの恋模様を深掘りしていきたい。
【写真】楽しい恋模様を展開! 姫元コウ役のイー・ユンホーと田嘉敏役のスー・モンユン
■ツンデレ恋愛にほっこり! お調子者の役人&元気いっぱいの侍女
姫元溯と仲の良い裴済懐(はいせいかい)は、大理寺の少卿(しょうけい)というそこそこ偉い役職についているものの、常日頃から姫元溯の部屋に入り浸ってネコを可愛がっているお気楽男子。姫元溯に言われて正体を隠し使用人として花琉璃の屋敷に潜入すると、彼女の侍女・鳶尾(えんび)と親しくなっていく。
そんな裴済懐の正体はすぐにバレて、鳶尾は腹を立てることに。その後、姫元溯と花琉璃が仲良くなっていくと、彼らの横にいつもいる裴済懐と鳶尾もしょっちゅう顔を合わせるようになり、その度にケンカするはめになる。でも、2人はどんなに憎まれ口を叩き合っていても、本心では相手に惹かれていて…!?
このようにどちらもツンデレな2人の微笑ましい恋には思わずほっこりしてしまうはず。裴済懐役のリー・チンも鳶尾役のジャン・シンイーもデビュー間もない新進俳優で、今年は『愛情而已(原題)』でも共演しているフレッシュなコンビ。爽やかで可愛らしいロマンスを演じる彼らにも注目だ。
■ヒミツ恋愛が切ない! 謎めいた楽師&上品な深窓の令嬢
雲寒役のリー・フェイと杜琇瑩役のジアン・シャン (C)Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited
密かに姫元溯の間諜として働く雲寒(うんかん)は、金玲苑で一番人気の楽師。浮世離れした上品なオーラとどこか陰のある耽美な魅力で、女性たちの黄色い声援を浴びる美男子だ。でも、そんなスターな彼を見ても落ち着きはらった態度だったのが、生真面目なお嬢様、杜琇瑩(としゅうえい)だ。
そもそも金玲苑は品行方正なお嬢様なら避けるような場所。そこに無理やり連れてこられた杜琇瑩は、雲寒が楽師として才能がある上、教養の高い男性だと分かって感服するものの、自分とは別世界にいる縁のない人だと思う。ところが、傷を負った雲寒と偶然再会して彼を助けるうち、許されぬ恋に落ちてしまう。
そんな2人のロマンスは切なさいっぱいの展開に…! これを演じる雲寒役のリー・フェイはショートドラマの時代劇で人気者となった話題のイケメン。また、杜琇瑩役はアイドルグループSNH48出身のジアン・シャン。甘くもほろ苦い胸キュンを味わわせてくれる、彼らの熱演も見逃せない。
■すれ違い恋愛にクスッと笑える! うぬぼれ屋の皇子&負けず嫌いの郡主
姫元溯の異母兄に当たる皇子、姫元コウ(きげんこう)はぽっちゃりで頭がニブイのに、なぜか自信満々のナルシスト。自分がモテ男とだと思い込み、花琉璃も自分との縁談に乗り気だと信じている。そのため誰とも会話が噛み合わないが、本人はいたって悪気なし。嫉妬も悪巧みもしない素直な人物だ。
そんな彼の良さにただ一人、注目しているのが身分の高いお嬢様、田嘉敏(でんかびん)。プライドが高い彼女は何でも一番でないと気がすまず、何かにつけて花琉璃に対抗するが、心は優しい。だからこそ姫元コウを好きになってしまうのだが、彼の方はいつも見当違いなリアクションで一向にロマンチックな雰囲気にならず…!?
そんなふうに主人公たちのライバルではあるものの根は善良な2人の恋の行方に注目。なお、姫元コウ役を演じるのは有名監督にスカウトされてスポーツ記者から俳優に転身したという異色の経歴を持つイー・ユンホー。また、田嘉敏役は「美人骨」のスー・モンユン。息の合った彼らのコメディ演技を楽しみたい。
『花令嬢の華麗なる計画』DVDは、本日10月6日(金)リリース。U‐NEXTで独占先行配信中。