eスポーツ初心者こそ観てほしい! 今から楽しむ『ストリートファイターリーグ』のススメ
「忍ism Gaming」 藤村選手
(左から)ももち選手、藤村選手、ヤマグチ選手、ジョニィ選手
リーダーのももち選手自らがオーナーを務める「忍ism Gaming」は、昨年に引き続き藤村選手、ヤマグチ選手、ジョニィ選手というメンバーで参戦。2018年より同じチームでプロ活動を続けるメンバー4名が培ってきた信頼と絆で勝利を取りにいく。
ときど選手と同じく「ケン」(操作タイプ:クラシック)を使いこなす藤村選手は、『ストリートファイターIV』時代から強豪プレイヤーとして名を馳せ、『ストリートファイターV』でも様々な大会で好成績を納めてきた。長年の経験に裏打ちされた巧みな技巧と堅実な立まわりは、他チームのプレイヤーからも一目置かれるほどで、1st STAGEでは7勝1敗と圧巻の勝率を誇っている。怒涛の攻めで盤面を操作する「ケン」との相性もよく、確実にチームにポイントをもたらす中核的な存在だ。
「DetonatioN FocusMe」 竹内ジョン選手
(左から)竹内ジョン選手、板橋ザンギエフ選手、ふ~ど選手、ナウマン選手
「DetonatioN FocusMe」は昨年と同じく、ベテランの板橋ザンギエフ選手をリーダーに竹内ジョン選手、ナウマン選手とお馴染みのメンバーで構成。そこに、前作『ストリートファイターV』でも無類の強さを誇ったふ~ど選手が新メンバーとして加入し、盤石の態勢となった。
竹内ジョン選手は『ストリートファイターV』から活躍を見せる若手選手で、プロとしては珍しくパッド(コントローラー)を使用デバイスとしている。そのプレイスタイルはとにかく引き出しが多く、相手キャラが得意とする行動に対して“させない”“付き合わない”立ち回りに長けている。1st STAGEでは、第5節から使用キャラをトリッキーな攻めが特徴の「ラシード」に変更して勝ち星を量産。先述のshuto選手と同じく注目度の高い若手プレイヤーだ。
「CYCLOPS athlete gaming OSAKA」 フェンリっち選手
(左から)かずのこ選手、フェンリっち選手、GO1選手、どぐら選手
大阪に拠点を置き、所属選手4人の内3人がSFL初参戦というダークホース的存在。しかし、選手たちの実力は本物で、各々が「ストリートファイター」シリーズ以外の格闘ゲームでも大きな活躍を見せてきたドリームチームとなっている。
『ストリートファイター6』から初登場した、遠距離戦タイプのキャラクター「JP」(操作タイプ:クラシック)を巧みに操る天才肌プレイヤーのフェンリっち選手は、これまでにアークシステムワークス株式会社の「ブレイブルー」シリーズや株式会社バンダイナムコエンターテイメントの『ドラゴンボール ファイターズ』などで輝かしい成績をおさめてきた。そんな彼が満を持してSFLに参戦。1st STAGEは序盤こそ振るわなかったが、第6節で20対0に追い込まれたチームの窮地を救って以降、持ち前の高い反応速度や入力精度を本格的に発揮して頼れる存在に。彼のプレイが『ストリートファイター6』の競技シーンにどのような影響を及ぼすのか注目していきたい。
1st STAGEの試合は全てYouTubeの「Capcom Fighters JP」にアーカイブが残っているので、気になってくれた人は2nd STAGE開幕前に観戦してみてはいかがだろう。1st STAGEより、熾烈を極めること必至な2nd STAGE。個性豊かな選手たちが魅せる、超絶テクニックと、相手の行動を読む心理戦に刮目せよ。