「春ドラマ」“期待度ランキング”上位3作品、第1話は実際どうだった? 徹底レビュー
山下智久が5年ぶりに民放ドラマで主演を務める『ブルーモーメント』(フジテレビ系)は、気象庁気象研究所の研究官の晴原(山下智久)が、気象災害から人命を守るSDM(特別災害対策本部)の一員として奮闘する姿を描く。共演は出口夏希、水上恒司、岡部大、仁村紗和。
『コード・ブルー ‐ドクターヘリ緊急救命‐』(フジテレビ系)で強いインパクトを残した山下が、再び人命を預かるお仕事ドラマに挑戦するとなると、やはりワクワクが止まらない。さらに今回の晴原は、爽やかな笑顔をトレードマークにテレビのお天気コーナーで活躍する人気者……であると同時に、SDMチーフとして災害現場を統括するという異なる顔を併せ持つ。奥深いキャラクターだからこそ、山下の演じ分けが1つの見どころとなりそうだ。
1話の時点ですでに熱い展開が目白押しだった『ブルーモーメント』。ツンデレ気味な晴原の魅力はもちろん、SDMチームメンバーの連携にも胸が熱くなる。さらに友情出演で田中圭が登場したり、晴原の亡き婚約者が本田翼であったりと主役級キャストがこれでもかと作品を盛り上げる。豪華キャストや、スケールの大きい美術セット、そして晴原率いるSDMメンバーのプロフェッショナルな活躍が息つく暇もないほどの盛り上がりをもたらした。2話以降もこの熱量が続くことが期待され、毎話見逃せないドラマとなりそうだ。
キャストの豪華さが魅力の春ドラマ。ランキング上位の作品はどれもキャラクターの良さが際立っており、ドラマ自体のおもしろさをさらに盛り上げている印象だ。俳優たちの手腕が光る作品ゆえに、最後まで視聴者の心をガッチリつかんでくれそう。今後も、さらなる盛り上がりが期待できるだろう。(文:Nana Numoto)