『ジュラシック・パーク』キャストの“今” 恐竜から逃げ延びた子どもたちは美男美女に
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■リチャード・アッテンボロー(ジョン・ハモンド役)
『ジュラシック・パーク』(1993)より 写真提供:AFLO
恐竜をこの世に蘇らせたい! という純粋すぎる動機でジュラシック・パークを建設、結果的にカオスを生んだ実業家のハモンド。演じたリチャード・アッテンボローはイギリス出身で、弟は動物学者のデヴィッド・アッテンボロー。1942年に映画デビューし、『砲艦サンパブロ』(1966)と『ドリトル先生不思議な旅』(1967)でゴールデン・グローブ賞を受賞。名監督としても知られ、『ガンジー』(1982)でアカデミー監督賞を受賞した。
以来監督業に専念していたものの、本作出演を機に俳優としての人気が高まり演技に復帰した。『34丁目の奇跡』(1994)や『エリザベス』(1998)などに出演し、『あの日の指輪を待つきみへ』(2007)で最後のメガホンを取った後、2014年に90歳でこの世を去った。1945年から生涯連れ添った女優シェリア・シムとの間に子どもが2人、孫やひ孫も誕生している。
■アリアナ・リチャーズ(アレクシス・マーフィ<愛称:レックス>役)
(C)AFLO
ハモンドの孫娘で、緑のゼリーの震えで恐竜に気が付くシーンがアイコニックなレックス。演じたアリアナ・リチャーズは、子役として数々の作品に出演し、『トレマーズ』シリーズでは怪物に追われる少女を熱演している。
弟ティム役のジョセフ・マッゼロとともに第2弾『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』(1997)にも出演したが、大学卒業を機に女優業から離れ、現在はアーティストとして活躍中。人物画と風景画で知られ、スピルバーグもオフィスに彼女の作品を飾っているそう。
■ジョセフ・マッゼロ(ティモシー・マーフィ<愛称:ティム>役)
(C)AFLO
レックスの弟で、恐竜大好きキッズを代表する存在ティム。演じたのは、一大旋風を巻き起こした『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)で、クイーンのベーシスト、ジョン・ディーコンにふんしたのが記憶に新しいジョセフ・マッゼロ。5歳でデビューして以来ずっとハリウッドで活躍し、本シリーズのほかにも、スピルバーグ製作総指揮のドラマ『ザ・パシフィック』や映画『ソーシャル・ネットワーク』(2010)に出演している。監督とは手紙のやり取りを続けるなど今も親交が深いが、『ボヘミアン・ラプソディ』での変身ぶりに気づいてもらえなかったとも明かしている。
近年では『アメリカン・クライム・ストーリー』のシーズン3でクリントン元大統領の顧問ポール・ベガラを演じたほか、昨年はアメリカで主演映画『Unexpected(原題)』も公開された。芸歴が長いためか、プライベートは極秘を貫いている。