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『ミッション・インポッシブル』トム・クルーズのヤバすぎアクション3選 ぶっとび撮影裏話も

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『デッドレコニングPART1』崖からバイクで飛び降りろ!

 そして第7弾『デッドレコニングPART1』でトムはついに、ハーネスも身に付けず、絶壁の崖からバイクに乗ったまま華麗にダイブし、パラシュートで降り立つ。もはやここまでくると、観ているこちらは危険レベルに強弱の差などつけることができないが、これぞトムの「俳優人生で最も危険なスタント」だという(更新される可能性大)。

映画『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』場面写真 写真提供:AFLO
 このシーンのためスタッフは、英オクスフォードシャーの採石場にジャンプ台と着地点を備えたモトクロスバイクのコースを設置。トムは午前中にパラシュートジャンプ、午後はモトクロストレーニングと傾斜台からのジャンプという訓練の日々を数ヵ月にわたって過ごした。実際の撮影のためにノルウェーの断崖に作られた傾斜台は、長さ203m、高さ17.5mに対し、幅は3m。撮影用のドローンとタイミングを合わせるため、決められた速度で走り切らなければいけないが、視線を手元に落とすと、たった3m幅のコースからはみ出してしまう。そこで彼はスピードを体感で判断できるようになるまで、練習を重ねたそうだ。

 プロモーション中トムはこの撮影を振り返り、自身が深刻なケガを追った場合にそれまで撮ったものが無駄になることを避けるため、初日にこのシーンの撮影を行ったと、嬉々として明かしている。また、2022年にカンヌで開催されたマスタークラスで、自らスタントを行うことにこだわる理由について聞かれたトムは、「ジーンケリーに、なぜ自分でダンスをするのかと聞いた人はいないですよね」と答えたそうだ。トムにとって生身で崖から飛び降りることは、『雨に唄えば』や『巴里のアメリカ人』で知られるミュージカルの大スターがダンスをするのと同じこと……我々と感覚が違うことだけは確かなようだ。(文:寺井多恵)

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