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『あんぱん』いろいろありすぎた最初の1ヵ月! 史実通りなら悲劇か…気になる今後の展開も

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■早くも“匂わせ”たっぷり この人あのキャラ?

 嵩のモデル、やなせたかしさんといえば、本作のタイトルにも絡められている『アンパンマン』。オープニング映像にそれらしきイラストが登場していたり、第1話では絵本のアンパンマンが現実世界に飛び出すなど、『アンパンマン』要素たっぷりだが、登場人物にも「あれ、この人もしかして」なキャラがすでに多数登場している。



 まずは、阿部サダヲ演じる屋村草吉。ぶっきらぼうでいつもふらふらしている天然パーマの草吉だが、パンを焼く腕前だけは確か。そんな屋村のあだ名は「ヤムおんちゃん」…フワフワした髪、そしてパン焼き名人…これは完全に「ジャムおじさん」だろう。筆者的には、ヤムおんちゃんの性格はジャムおじさんというよりちょっと破天荒なカレーパンマンのようにも感じられるが。

 そんなヤムおんちゃんのもとでパンの焼き方を学ぶのは、のぶの母・羽多子(江口のりこ)。羽多子…はたこ…そう、こちらはおそらくジャムおじさんとパン工場で働く「バタコさん」。今のところあまりバタバタはしていない、落ち着きのある母である。



 そして、のぶの学友、小川うさ子(志田彩良)。幼少期からのぶのクラスメートとして近くにいたが、めでたくのぶと共に女子師範学校に合格、教師を目指すこととなった。『アンパンマン』の世界で先生といえば、うさぎのミミ先生。こちらも、深いつながりを感じざるを得ない。

 そのほかにも、まだまだ『あんぱん』と『アンパンマン』のキャラクターはリンクしていきそう。この人あのキャラのモデルかも? と予想しながら見るのも楽しい。

■待ち受ける戦争の影――ハチキンおのぶ、この後どうなる?

 ここまで、いろいろと波乱万丈は経験しつつも明るく未来に向かってまい進しているのぶ&嵩だが、このあとの展開には多少なりとも身構えておかなければならないかもしれない。

 というのも、ご存じの通りこのあと日本は太平洋戦争に突入。やなせたかしさんは出征、弟を戦火の中亡くされている。劇中では中沢元紀が演じる嵩の弟、千尋は、史実と同じ悲しい運命をたどってしまうのだろうか。



 また、『あんぱん』での嵩はのぶに淡い思いを抱いているが、やなせさんの妻・小松暢さんは女学校卒業後に別の男性と結婚。終戦後、夫を病で亡くしてしまう。その後、暢さんは高知新聞社にて記者となるが、そこでやなせさんと出会うこととなるのだ。史実では、やなせさんと暢さんは幼なじみではない。脚本家・中園ミホによる、のぶと嵩のオリジナリティあふれるストーリーが今後も気になるところだ。

 『あんぱん』では、嵩とのぶはどんな道を選び、そして共に生きる人生を選ぶのか。そして、『アンパンマン』はどのように生まれるのか。ここからさらに目が離せなくなりそうだ。

 連続テレビ小説『あんぱん』はNHK総合にて毎週月曜〜土曜8時ほか放送。

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