日向坂46四期生、“飛躍の1年”を振り返る ライブ・映画・舞台経験で主力メンバーに成長

一期生が全員卒業、五期生も加入した新体制として着実なステップアップを遂げている日向坂46。二〜五期生からなるグループで、特にめざましい飛躍を遂げているのが四期生だ。29〜31日には神奈川・ぴあアリーナMMで、四期生の単独公演「日向坂46 四期生ライブ Presented by 新・日向坂ミュージックパレード」も控える彼女たちの“飛躍の1年”を振り返る。
【写真】昨年の日向坂46四期生ライブフォト 武道館が揺れそうなほどのコールも
■映画、舞台への出演で経験も豊かに
2022年9月に加入した日向坂46の四期生。飛躍への布石は、2024年にあった。同年5月リリースの11thシングル「君はハニーデュー」では、四期生の正源司陽子が初の表題曲センターに。続く、同年9月リリースの12thシングル「絶対的第六感」では正源司とのWセンターとして、藤嶌果歩が自身初の表題曲センターに抜てきされたのは、彼女たちへの期待を象徴するものだった。
両シングルをリリースした間、8月には四期生の単独公演「四期生ライブ」を、東京・日本武道館で3日間にわたって開催した。ステージでは、四期生のデビュー曲「ブルーベリー&ラズベリー」、「見たことない魔物」などを惜しみなく披露。四期生の平岡海月は「日向坂46も四期生もまだまだこんなもんじゃありません。これからももっともっと、素晴らしいグループになっていけるよう精一杯頑張っていきます!」と力強く宣言して、11人の成長を見せつけた。
同年10月には正源司が主演し、四期生が総出演した映画『ゼンブ・オブ・トーキョー』が公開。11人で初めての本格的な演技に挑戦し、女子高生がさまざまなトラブルにも出くわしながら、東京の街を駆け抜ける青春ロードムービーを完成させた。
年が明けて、演技の活動はさらに発展。3月に東京・品川プリンスホテル ステラボールで上演した舞台『五等分の花嫁』では四期生が5人3チームに分かれて、Wキャスト、もしくは、トリプルキャストでキャラクターを好演。四期生の宮地すみれは初挑戦の舞台によって「もう一度、自分が変わりたいと思った」「オーディションの頃を思い出しました」とブログで、思いを明かしていた。
そして、グループから離れて、培った演技経験を単独で活かしたのは四期生の平尾帆夏だ。6月には東京、7月には大阪で上演された舞台『サザエさん』の磯野ワカメ役を射止め、藤原紀香や松平健ら、ベテラン俳優に囲まれた環境での26公演を走り切り、ブログで「毎日が学びの連続で、人生単位で見てもとても大きな経験でした」と達成感をあらわにした。