数字で見る<TOKYO MER>喜多見チーフの筋トレ回数&決めセリフ「死者の数は…」何回言った? 全力で数えてみた
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■「死者の数は……ゼロです!」の回数
合計16回
【解説】TOKYO MERの使命は“1人も死者を出さない”こと。救助活動が終わった後、TOKYO MERを指揮する危機管理対策室では必ず「死者の数は…」と報告するのがお決まり。過去のシリーズで、この決めセリフが発せられた回数は全部で16回。ほぼ対策室のメンバーである清川さん(工藤美桜)が言うのがお約束だが、意外にも最初に言ったのは徳丸くん(佐野勇斗)で、ドラマ初回の初出動で、対策室から電話で報告を受けての「死者は……ゼロです!」だった。石田ゆり子演じる赤塚都知事が言う回もある。お約束なセリフだけに、ドラマ第10話で報告された「死者1名です」が余計に印象的になるのもうまい。
■赤塚都知事がガッツポーズした回数
合計6回
【解説】最後にシリーズの名物、出動を無事終えて死者がゼロだった時に赤塚都知事がガッツポーズした回数を数えてみた。危機管理対策室の外の廊下など、誰も見ていないところで両手を挙げて大喜びする姿が放送当時から「かわいい」と人気を博していたが、劇場版第1作までで意外と少ない合計6回という結果に。
毎回の気がしていたが、第3話では「今回はやばかった」とふらふらになり、第4話ではトンネル崩落事故をなんとか切り抜けて、ふらふらで座り込む赤塚都知事だった。変わり種は第7話、大使館の事故で総理官邸に呼び出され、東京都に責任を押し付けようとする幹事長のプレッシャーをMERの活躍ではねのけ、総理官邸の廊下で両手ガッツポーズ。その後は病に倒れたこともあり、ドラマ内のガッツポーズは実は少なめ。最終回、赤塚都知事の代わりに危機管理対策室で指揮を執った、当初MER解体をもくろんでいた厚生労働大臣・白金眞理子(渡辺真起子)が控えめに両手でガッツポーズをしたのは、胸アツシーンだった。
数えた感想
というわけで、『TOKYO MER~走る緊急救命室~』シリーズの名場面を数を通して振り返ってみる企画はいかがだっただろうか。こうやって数えてみると、より伝わってくるのがドラマ製作陣の苦労だ。コロナ禍、東京オリンピックとの被りという大きな難関を乗り越えながら、ドラマで試行錯誤を重ね、数々の感動とお約束を生み出した。そして劇場版第1作では約2時間の上映の間にすべてを網羅し、そのことで生み出される爆発的な感動エネルギーで観客を涙の洪水へと誘った。
大ヒット公開中の劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション』では、すでに全国展開が始まったMERプロジェクトの中で、試験運用中の南海MERに派遣されている喜多見チーフが、火山の爆発という大災害に立ち向かう。果たしてお約束の数々は今回も網羅されるのか。その真偽はぜひ劇場で確かめていただきたい。
劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション』は公開中。
カウントした人:稲生D、編集部
文:稲生D
構成:編集部