『眠れる森の美女』3つの秘密! 実は“ディズニー史上最も贅沢なアニメ”だった!?<今夜地上波初放送>
どこを切り取っても美しい『眠れる森の美女』の世界。魔法に満ちた世界に鮮やかな色を与えたのは、“伝説”の女性だった。
映画『眠れる森の美女』場面写真 写真提供:AFLO
その色彩設計を担当したのは、ディズニー作品を多数手がけた芸術家のメアリー・ブレアさん。1943年にアメリカ公開された『ラテンアメリカの旅』に始まり、『シンデレラ』『不思議の国のアリス』『ピーター・パン』などを手掛けた。ディズニーの鮮やかで優しいファンタジックな色彩は、メアリーさんの手によって生み出されていたのだ。
日本でも、メアリーさんの仕事を目にすることができる。東京ディズニーランドにある「イッツ・ア・スモールワールド」は、メアリーさんがそのコンセプトアートを手掛けている。カラフルなおもちゃ箱のような空間で、世界中の人や動物たちが歌う“世界一幸せな船旅”と言われるこのアトラクションは、メアリーさんが作る世界を全身で浴びられる贅沢な乗り物だ。
【秘密③】オーロラ姫の声、どこかで…? 4人のヒロインの声を務めた声優
『眠れる森の美女』の大切な要素の1つが、その音楽。チャイコフスキー作曲のバレエ音楽を使用した優雅なメロディに包まれる76分は隅々まで素敵だが、その中でもやはりヒロインのオーロラが歌う「いつか夢で」は誰しも耳にしたことがある名曲。16年間自分が誰かを知らないまま森の中で育った彼女の夢見るような歌声はまさにザ・ディズニープリンセス。そんなオーロラ姫の日本語吹替声優をつとめたのが、歌手で声優のすずきまゆみ(現行版)だ。
映画『眠れる森の美女』場面写真 写真提供:AFLO
ディズニーのヒロインといえば、その美しい歌声が大きな構成要素となる。まさに“ディズニーヒロイン”な歌声を持っているすずきはオーロラ姫だけでなく、『リトル・マーメイド』アリエル、『ムーラン』ファ・ムーラン、『ターザン』ヒロインのジェーンと、全部で4人ものヒロインに日本語の声を与えた。昨年放送された『ミュージックステーション SUPER LIVE 2024』(テレビ朝日系)では、清塚信也のピアノ演奏で『リトル・マーメイド』「パート・オブ・ユア・ワールド」を披露。その変わらない歌声が話題になった。
映画『眠れる森の美女』は『金曜ロードショー』(日本テレビ系)にて12日21時放送。