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大谷翔平の名言「憧れるのをやめましょう」が誕生 WBC前回大会の名場面をプレイバック

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WBC2023優勝時の歓喜の投稿 ※「ラーズ・ヌートバー」インスタグラム
WBC2023優勝時の歓喜の投稿 ※「ラーズ・ヌートバー」インスタグラム

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大谷翔平

佐々木朗希

 スポーツの国際大会には、国を背負って戦う選手たちの誇りや、国境を越えた交流のドラマが詰まっている。3年前の2023年に日本中を熱狂させた野球の世界大会「WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)」の2026年大会が、ついに来年3月に開幕する。大谷翔平選手がいち早く出場を表明、チケット発売も始まり早くも争奪戦の様相だが、今回は前回大会で“試合のプレー以外”から生まれた名シーンを振り返り、ネクスト大会への期待を高めていきたい。

【写真】大谷翔平の名言誕生の瞬間 トラウトとの熱いハグなど 前回大会の名場面を振り返り!

■大谷翔平の名言「憧れるのをやめましょう」

 2023年大会を象徴する言葉と言えば、大谷翔平の「憧れるのをやめましょう」。決勝戦前、対戦相手はスター選手をそろえたアメリカ代表。名だたる選手たちとの対戦を控えた侍ジャパンのメンバーを前に、大谷が「僕から一個だけ」と切り出し発したのが、「憧れるのをやめましょう」だ。

 「ファーストにゴールドシュミットがいたり、センターを見ればマイク・トラウトがいるし、外野にムーキー・ベッツがいたり、野球をやっていたら誰しも聞いたことがあるような選手たちがいると思う。憧れてしまっては超えられないので、僕らは今日超えるために、トップになるために来たので。今日一日だけは彼らへの憧れを捨てて、勝つことだけ考えていきましょう」。


 ロッカールームでのこのスピーチがX(旧ツイッター)で紹介されると瞬く間に拡散され、国内外から大きな反響を呼んだ。大谷の鼓舞もあり、日本は決勝で見事にアメリカに勝利。後に発売された大谷の野球人生をたどる絵本にはWBC2023での活躍も収録された。絵本の売上の一部は寄付に充てられる。

 もうひとつ、大谷の練習中の“名場面”も振り返ろう。中日との練習試合の前に、打撃練習を行った大谷。次々と打球をスタンドに叩き込む姿を見た中日の選手たちの、まるで野球少年のようなまなざしが話題に。ドラゴンズが投稿した大谷の姿が映らない“憧れる側”の顔だけを映した映像は、まさかの760万回以上の再生を記録している。

“大谷翔平 選手の打撃練習”を見るドラゴンズの選手たち ※「中日ドラゴンズ公式チャンネル」YouTube

■救世主ヌートバーの“ペッパーミルパフォーマンス”が流行る

 日本人の母を持ち、侍ジャパン入りしたラーズ・ヌートバー。特にWBC前半戦では、日本のピンチを何度も救う大活躍を見せた。ミドルネームの「タツジ」から「たっちゃん」という愛称でも親しまれ、陽気なキャラクターで瞬く間に日本中の心をつかんだ。ヒットを放った際に見せる“ペッパーミルパフォーマンス”はチーム内で大流行。まるで突然やってきた転校生を全員で温かく迎え入れたような、侍ジャパンの空気感そのものが視聴者をほっこりさせた。
WBC2023優勝時の歓喜の投稿 ※「ラーズ・ヌートバー」インスタグラム

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