公開35年!『ホーム・アローン』キャストの今 “元ケビン”は大ヒット中ディズニー映画にも出演
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今年公開35周年を迎えたファミリー映画の決定版『ホーム・アローン』が今夜放送の『金曜ロードショー』(日本テレビ系/毎週金曜21時)にお目見えする。クリスマスの家族旅行に置いてきぼりを食らい、おひとり様を満喫しつつ、泥棒たちを撃退する少年ケビンを演じ、大ブレイクしたマコーレー・カルキンも今や45歳! キャストの近況をチェックしてみよう。
【写真】日本公開から35年! 『ホーム・アローン』“あの頃”とその後の姿を見比べ
■ジョー・ペシ(泥棒コンビ・ハリー役)
ハリー役 ジョー・ペシ 写真提供:AFLO
留守中のマカリスター家を狙う、なんとも憎めないでこぼこ泥棒コンビの兄貴分、ハリーを演じたのは、『グッドフェローズ』(1990)でアカデミー賞助演男優賞を受賞したコワモテ俳優のジョー・ペシ。本作の後も映画で活躍していたものの、1999年に俳優引退を宣言し、意外や意外、音楽活動に主軸を移した。実は彼、映画俳優としてブレイクする前は、ラウンジ・バンドやミュージカルで活躍していたそう。ミュージックシーンにも友人が多く、2019年にリリースしたアルバム『Pesci... Still Singing』では、マルーン5のフロントマン、アダム・レヴィーンとのデュエット曲も収められている。その後、2019年に盟友スコセッシ監督の『アイリッシュマン』で映画に復帰。アカデミー賞助演男優賞にノミネートされる名演技で実力を見せつけた。
■ダニエル・スターン(泥棒コンビ・マーヴ役)
マーヴ役 ダニエル・スターンと、息子のヘンリー・スターン 写真提供:AFLO
泥棒コンビのお間抜けな方、ケビンから熱々のアイロン攻撃を食らうマーヴを演じたのは、彫刻家としても活動するダニエル・スターン。本作で注目を得た後、『がんばれ!ルーキー』(1993)や『シティ・スリッカーズ』シリーズ等に出演。日本でもNHKで放送されていた『素晴らしき日々』では、大人になった主人公としてナレーターを務めた。映画やテレビドラマなどに出演を重ね、最近ではAppleTV+の『フォー・オール・マンカインド』にも出演。プライベートでは、1980年に結婚した女優のロール・マットスとの間に3人の子どもがおり、長男のヘンリーはカリフォルニア州選出の上院議員に。また2024年5月には、『ホーム&アローン(Home and Alone/原題)』と題した回顧録を出版した。
■デヴィン・ラトレイ(バズ役)
バズ役 デヴィン・ラトレイ 写真提供:AFLO
ケビン少年にとって悪夢のような存在の兄バズ。公開当時14歳だったデヴィン・ラトレイは、本作の後も『LAW & ORDER ロー&オーダー』や『スーパーナチュラル』といった人気ドラマにゲスト出演するなど、映画やテレビでコンスタントに活躍。本作のリブート版『ホーム・スイート・ホーム・アローン』(2021)では、警官になったバズ役でカメオ出演し、そっくりそのまま大人になったような姿を披露した。しかしこの作品の公開翌月、まさにクリスマスの時期に、当時の恋人に対する暴行で逮捕、起訴のニュースが舞い込んだ。司法取引の末、行動介入計画(BIP)の講義と、薬物・アルコール評価を受けるよう命じられている。

