今夜放送『ゴールデンカムイ』再現度高すぎキャラ! 原作ファン唸らせたベテラン俳優3人
■ 大物俳優がサイコキラーを熱演!

2番目に紹介したいのは、『連続ドラマW 』版の第2話「ニシン漁と殺人鬼」に登場する辺見和雄だ。演じたのは、プロ雀士としても活躍する萩原聖人だ。杉元らが探す入れ墨を背負う辺見は、全国で100人以上を殺害した罪で網走監獄に投獄されていたシリアルキラー。幼少期に弟が野生のイノシシに食い殺される瞬間を目撃してしまったことで「目覚め」てしまい、それ以来、死ぬ間際の人間の絶望で光を失っていく瞳を見たいがために殺りくを繰り返してきた。そんな辺見は偶然出会った杉元に自身と同じ“死の匂い”をかぎとり、「必死に抗った上で残酷に殺されたい」と強烈な欲望に駆り立てられるまま、杉元に襲いかかる。
サディスティックでありマゾヒスティック、嗜虐であり被虐。作中でも1、2を争う複雑で狂気のキャラクターが原作ファンの間でも人気が高い辺見を、萩原が見事に怪演した。さらに驚くべきことに、本作の撮影に際してあえて萩原が原作を読まず臨んだことも、理解力と演技力の高さが伺える。原作を読んで「見様見真似で作った辺見和雄」ではなく、萩原が解釈し「内から生み出した辺見和雄」だからこそ、より深くファンの心に刺さったのかもしれない。
辺見に扮して躍動する萩原に、黒沢清監督の映画『CURE』において、話しかけるだけで相手を殺人に駆り立てていく青年を思い出した往年のファンも少なくないのでは? 1話かぎりの登場だったが、忘れられなくなるキャラクターが誕生した。
■ もはやAIが描いたかと…似すぎて騒然!

3人目に紹介したいのは、『連続ドラマW』版の第8話「沈黙のコタン」に登場した、凄腕の贋作師・熊岸長庵だ。刺青墨人皮に“にせもの”が紛れていることが発覚し、杉元らはその“見分け方”の教えてもらうべく熊岸に接触する。
熊岸を演じたのは、周防正行、井筒和幸、堤幸彦など名だたる監督に重宝される名バイプレイヤーの徳井優だ。中高年には「サカイ引越センター」のCMでその名前を覚えている人も多いのではないか。
芸術家で身を立てたいのにそれができず、仕方なく贋作や偽札作りに手を染めていた熊岸を演じた徳井だが、話し始める前からもう“完成”している。“再現度が高い”というレベルではなく、見た目が原作漫画のビジュアルそのもの。AIで生成したのでは? と疑われてしまいそうだが演じるのは生身の徳井である。最後はアイヌに偽装していた脱獄囚の放った毒矢が刺さって絶命し、出演シーンはわずかだったが、“再現度カンスト”レベルの似姿は、多くのファンを驚かせたことだろう。
映画『ゴールデンカムイ』は2月20日21時、ドラマ『ゴールデンカムイ 北海道刺青囚人争奪編』特別編集版は2月27日21時、『金曜ロードショー』(日本テレビ系)にて放送。

