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2014年度の海外ドラマ市場はどうなる? そして注目の作品は?

海外ドラマ

映画をドラマ化した『ハンニバル』(上)と映画スター俳優の初主演ドラマ『ザ・フォロイング』(下)
映画をドラマ化した『ハンニバル』(上)と映画スター俳優の初主演ドラマ『ザ・フォロイング』(下)(C)AFLO

 アクション・スペクタクル巨編『ゲーム・オブ・スローンズ』シリーズ、スティーヴン・スピルバーグが手がけたSFアドベンチャー『TERRANOVA/テラノバ』、DCコミック発のアクション大作『ARROW/アロー』、ダークファンタジー・サスペンス『GRIMM/グリム』といった多くのヒットシリーズが誕生し、2013年は海外ドラマの当たり年となった。では、2014年はどのような作品が登場し、2013年の勢いを超えられるのか。注目作をみていきたい。

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 DVDソフトメーカーの関係者は、「2013年の海外ドラマのトレンドは、“1話完結”“軽め&明るい”“特殊能力を持つ”“現実離れした設定のストーリー”が挙げられると思います」と話す。確かに、前述の『GRIMM~』はシリーズを通した謎はあるものの、基本的には1話完結型で、かつ主人公は人間に化けたモンスターの正体を見破れる特殊能力を持ち、レンタルで人気のあった『アンフォゲッタブル 完全記憶捜査』は、一度見聞きしたものを完全に記憶する能力を有した女刑事が事件を解決していく1話完結型の刑事ドラマ。ほかにも、ライトタッチで楽しめるリーガルドラマ『SUITS/スーツ』、いきなり巨大なドームが街を包んでしまうという、スティーヴン・キング原作のサスペンス『アンダー・ザ・ドーム』、全世界同時に地球上のエネルギーが消失した謎を追うサバイバル・アクション・ミステリー『レボリューション』など、ヒットシリーズはずばりトレンドそのものだ。

 では、2014年はどうなるのだろうか。1つ目のキーワードが、<人気映画のドラマ化作品>だ。

 まず先陣を切るのが、2月8日からスターチャンネルでの放送が決定した『ハンニバル』。同作は、映画『羊たちの沈黙』のハンニバル・レクターの若き日を描いたもので、なんとレクターが天才精神科医として連続殺人の捜査に協力! もちろん、その裏では猟奇的なことが行われているのだが…。そして、もう1本の目玉作品が、2月25日からFOXにてスタートする『スリーピー・ホロウ』だ。ティム・バートン監督、ジョニー・デップ主演で映画化された同名作を、“首なし騎士”の伝説はそのままに、現代に蘇った18世紀の兵士が謎の首切り事件を捜査。シーズン1のプレミアで1360万人の視聴者数を記録し、既にシーズン2の制作も決定。さらに、このドラマ効果で実在するスリーピー・ホロウの町も観光客が大幅アップと、日本でも話題になるのは間違いないだろう。また、正式発表はされていないが、2014年内に日本上陸が濃厚な『Marvel’s Agent of S.H.I.E.L.D.(原題)』は、大ヒット映画『アベンジャーズ』のスピンオフで、主人公のコールソン捜査官を映画と同じくクラーク・グレッグが演じている。こちら、放っておいても話題になりそうな1本だ。

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