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なぜ小栗旬は、漫画原作のキャラクターを多く演じるのか?

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 また、『クローズZERO』のメガホンを取った三池祟史監督は多作で知られる監督だが、漫画原作を撮る時に最も大事にしていることは、「その漫画の一番のファンになること」だそうだ。それくらい、原作を愛することができれば、自分の撮る作品に自信を持って挑むことができる。小栗の作品への臨み方も、これと同じ“熱”を感じるのだ。

 例えば『ルパン三世』では、ルパンスタイルを極めるために8キロもの減量にトライ。自分から出版元のスクエアエニックスに電話をかけて出演交渉をしたという『荒川アンダー ザ ブリッジ』に至っては、爆笑必至の特殊メイクでかっぱの村長役を演じきった。心底、そのキャラクターや原作を好きでなければ、ここまでノリノリで役に没頭することはできないのではないだろうか。

 「楽しんでやっている」という姿勢は、間違いなく、スタッフや他のキャストにも伝染する。そして、原作に最大の敬意を込めて、実写化に立ち向かう。そんなファンとしての視点を持った存在は、監督・スタッフにとっても力強い存在となるはずだ。小栗旬は、「彼なら、漫画原作のキャラクターに息吹をもたらしてくれる」というオーラをビンビンに感じさせてくれる男なのだ。(文:成田おり枝)

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