クランクイン!

  • クラインイン!トレンド

ふなっしー、カラーバリエーション豊かに これからの戦略は“変化球”?

気になる

 対して、ふなっしーのブランド管理は全てふなっしー自らが行ってため、臨機応変に、柔軟性に富んだキャラクター運用をすることが可能だ。ブランド戦略における考え方に「フロー/ストック理論」というものがあり、ブランドが培ってきた歴史などが“ストック”、今現在活性化しているものが“フロー”。ブランド価値を高める上では、この両輪が必要になる。

 既にキャラクター誕生から3年以上が経過し、安定した人気を誇るふなっしー。彼には十分過ぎる“ストック”と、どこまでも増幅できる“フロー”の両方が備わっているわけだから、これほどキャラクターとして魅力的な存在はないのだ。

 そしてもうひとつ、“カラー展開”という部分で期待したいことがある。ふなっしーオフィシャルムック『ふなっしー ララララ♪』(宝島社)の中で、ふなっしーテーマソングをプロデュースした“たかみー”こと高見沢俊彦(THE ALFEE)がこんなメッセージを寄せている。

 「船橋市から全国制覇を果たした感もあるが、次は世界進出?(中略)ゆくゆくは、2020年の東京オリンピックの非公式キャラクターを目指して欲しいのだ」

 オリンピックといえば「青・黄・赤・黒・緑」の五輪マークがおなじみだ。よくよく振り返ると、普段のふなっしーは「水色(青)と黄色」がテーマカラー。そして上述したように、赤と黒のふなっしーは既に登場済み。これに緑色のふなっしーが加われば、一匹で五色展開ができてしまう。

 “2020”を本気で狙ってるのか…そんな想像もしたくなってくる。というわけで、次のふなっしーカラー展開にも注目していきたい。(文:オグマナオト)

2ページ(全2ページ中)

関連記事

あわせて読みたい


最新ニュース

  • [ADVERTISEMENT]

    Hulu | Disney+ セットプラン
  • [ADVERTISEMENT]

トップへ戻る