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今年はハリウッド映画の当たり年、世界興収10億ドル達成できそうな作品は?

映画

今年の話題作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
今年の話題作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(C)2015LucasfilmLtd.&TM.AllRightsReserved

 今年、ハリウッドは記録的な年になりそうだ。ヒット作に恵まれなかった昨年、北米興行成績は、過去およそ20年で最悪となったが、今年は前年比8%増も可能で、新記録を達成すると見込まれている。

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 実際、今年の興行成績は例年に増して順調(4月時点)。本来なら、1月から4月までは地味なはずなのだが、1月には全国格大公開になった『アメリカン・スナイパー』が北米だけで興行収入3億4700万ドル、そして2月には『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』が1億6600万ドルと大ヒットした。そして4月頭には、『ワイルド・スピード SKY MISSION』が爆発的な成功を遂げる。同作品は、現在に至るまで4週連続北米チャート1位に君臨。海外でも大絶賛を受け、史上最速で世界興収10億ドルを超えるという記録を達成した。

 この後も、今年は最低でも4作品が、世界興収10億ドルを達成すると見られている。日本では夏公開の『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』『ジュラシック・ワールド』、アニメの『ミニオンズ』、そして年末公開の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』だ。さらに『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『ターミネーター:新起動/ジェニシス』『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』『007 スペクター』など、長年愛されてきたシリーズ物のリブートや続編が控えている。

 公開日がうまい感じにばらまかれているのも、良いニュースだ。これまで、ハリウッドはアクション大作やスーパーヒーロー映画は5月から8月頭、オスカー狙いの大人向け秀作は10月から年末に公開するという常識にならってきた。その結果、見たい映画が何もない週もあれば、期待作がバッティングする週末もあり、問題は長い間指摘されてきたが、今になってスタジオ側もようやく対応に乗り出した形。『アメリカン・スナイパー』を1月全国公開にして大成功したばかりのワーナー・ブラザースは最近、7月に予定されていた『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』をほかとの競合を理由に、より競争の少ない10月に変更している。

 良い映画を観ると、人はまた映画を観に行くというのはこれまでにも証明されてきたこと。行きたいと思う時に、良い作品が用意されているようにするのは、良いアイデアだ。コンピュータゲームやネットフリックスなど、他業種との競争がより激しくなる中、当たり前の対策をより積極的に取り入れていくことが期待されている。(文:猿渡由紀)

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