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大ヒットをとばす海外ドラマの共通点は“女性”だった!? 人気の秘密に迫る

海外ドラマ

ションダ・ライムズが手掛ける作品の主演女優
ションダ・ライムズが手掛ける作品の主演女優(C)2016 ABC Studios

 アメリカ3大ネットワーク放送局「ABC」で、高視聴率ドラマを次々に制作し、大ヒットメイカーとして知られるションダ・ライムズをご存知だろうか。手掛けたドラマが社会現象を巻き起こすなど、今、注目される女性プロデューサーだ。日本でも、彼女が手掛けた作品で先日DVDが発売された『殺人を無罪にする方法』というドラマが「面白い!」と話題になっている。今回は、そんなションダ・ライムズ作品の魅力を探っていきたい。

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 そもそもションダは、超ロングランヒットを記録している医療ドラマ『グレイズ・アナトミー』の原案・脚本・製作を担当したことから、名を知られるようになった。同作は、シアトルの大病院で働く若い外科医たちの仕事と恋愛、そして苦悩と成長を描いた作品。医療現場での仕事をリアルに映し出しつつも、恋愛や人間関係に悩む等身大の姿が、特に女性から絶大な支持を集めた。

 2012年には、ションダが企画・脚本を担当した『スキャンダル』が放送スタートし、様々な媒体で特集が組まれるほどの人気となった。同作は、ホワイトハウスを始め、政財界やセレブのスキャンダルの火消役、敏腕女性フィクサーの活躍を描き、異例の高視聴率を記録した。また、作品の中で主演のケリー・ワシントンが身につけたファッションやバッグが大ヒットするなど、ドラマの枠を超えた社会現象を巻き起こした。ケリーはこの作品に出演したことで、全米のファッション・アイコンとしてもスターダムに昇ったのだ。

 これら作品の成功を受けて、ションダが満を持して製作に挑んだのが、『殺人を無罪にする方法』だ。

 『殺人を無罪にする方法』は、多少強引な手法を使っても無罪を勝ち取る敏腕弁護士とロースクールのエリート学生たちが実際の事件を通して法律を学んでいき、自分たちも事件に巻き込まれていく、全く新しいサスペンス。主演を務めるヴィオラ・デイヴィスは、アカデミー賞などの賞レースに名を連ねる有名女優であり、そのヴィオラがTVドラマに出演することでも話題となった。

 ヴィオラは、本作でアフリカ系アメリカ人女性として初の2015年度エミー賞ドラマ部門主演女優賞を受賞している。

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