King&Prince、“vs”から“&”になって上昇気流を掴んだ6人の魅力
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そして高橋は、黒くて大きな瞳が魅力な19歳。グループ内最年少だが、幼稚園児の頃からダンスを習っているため、キャリアは最長と言える。ジャニーズに入所した14歳のころはまだあどけなさが残っており、声変わりもしていなかった。甘えたボイスは、弟キャラそのものだったが、現在は立派な青年に成長。ジャニーズJr.になる前、『We are SMAP! 2010 CONCERT』の中居正広のソロ曲「Memory ~June~」で幼稚園児の格好をしてダンサーに加わっていたことを本人が雑誌インタビューなどで語っている。
一方、グループ最年長、22歳の岸優太はPrinceのメンバー。本人が固辞する中、メンバーからKing&Princeの“初代”リーダーに任命された、真面目な努力家且つ天然なキャラクター。2015年の深夜ドラマ『お兄ちゃん、ガチャ』(日本テレビ系)で子役の鈴木梨央とW主演を努め、視聴者を感動の渦に巻き込むなど、役者としても折り紙つきだ。舞台や映画などでSexy Zone・中島健人との共演が多く、12月21日公開の中島主演映画『ニセコイ』にも出演している。
Prince内最年少の神宮寺勇太は、SMAPの木村拓哉に憧れて入所。『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)の“ジャニーズJr.”特集に出演した1人だ。収録中に「ギターが好き」と発言した彼は収録後に木村から呼びだされ、前室でギターを教えてもらったというエピソードが有名だ。役者としても2013年のドラマ『幽かな彼女』(フジテレビ系)などに岩橋と共に出演。永瀬主演の『うちの執事が言うことには』への出演も決定している。
前述のとおり、神宮寺と共に活動することの多い岩橋は、老舗アイドル雑誌『Myojo』の恒例企画“恋人にしたいJr.ランキング”で、前人未到の5年連続トップに輝いている20歳。これまで3連覇タイで山下智久と元KAT‐TUN・赤西仁が並んでいたが、岩橋がその記録を塗り替えた。『CDTV』(TBS系)や『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)出演時に“ピンクの子”としてトレンド入りし、ファンのみならず一般受けも証明。左右にできるえくぼが魅力的なピュアボーイで、A.B.C‐Zの河合郁人も、メロメロだという。
このようなメンバーで、ユニバーサルミュージックとジャニーズ事務所が初タッグを組んだ新レーベル「Johnnys’ Universe」の第1号アーティストとなったKing&Prince。デビュー曲は発売初週で累計62万枚を売り上げ、シングルの週間売り上げトップを獲得している(ビルボード調べ)。グループ内格差を絆で乗り越えた彼らの高まる気運に終わりはない。(文/伊藤雅奈子)