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霜降り明星、最年少M‐1王者は10代で漫才を披露していた“異端児”

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 対する粗品は、高校生のときにアマチュア芸人として始動。「高校生お笑いNo.1」を決めるイベント「ハイスクールマンザイ2009」で決勝戦に進出し、才能を開花させた。その後、関西の名門・同志社大学を中退してまで芸の道にまい進する。

 ピン芸人日本一決定戦『R‐1ぐらんぷり』では、6度も準決勝戦まで進んでおり、今年の大会でようやく決勝戦の舞台に立てた。その夢舞台に、敗者復活ステージから勝ちあがってきたのは、なんと相方のせいや。2人は優勝こそ逃したが、大会史上初となるコンビそろってファイナリストという快挙を成し遂げた(同じグループから2人の決勝進出者が出るのは、2004年大会に5人組お笑いユニットのザ・プラン9からヤナギブソンと浅越ゴエが進出して以来14年ぶり)。その年の終わりを第14代M‐1王者という偉業で締めくくり、霜降り明星はデビュー6年目にして跳躍のときを迎えた。

 なお、せいやは今春、女性ピン芸人・ゆりやんレトリィバァから本気の求愛を受けている。ゆりあんといえば、今月10日に開催される『女芸人No.1決定戦 THE W』ファイナリストで、昨年大会の初代女王。せいやには、交際1ヵ月となる外科医の本命彼女がいるため、この先もゆりあんと男女の関係に発展する可能性は今のところゼロだが、クイーンの男を見る目は本物だったようだ。

 そんなせいやは現在、芸人5人でルームシェア中。リビングルームのおよそ1畳が彼のスペースで、支払う家賃は1万円とのこと。在学していた近畿大学の奨学金400万円を返済中だ。粗品も同じく借金を抱える身。今回の優勝賞金で、一括返済の夢が現実のものとなった。

 今年、R‐1決勝の舞台にそろって立ったことで話題をさらい、M‐1では約4000組の漫才師の頂点に立った2人。平成最後のミラクルボーイ・霜降り明星が2019年の漫才界を席巻する。(文:伊藤雅奈子)

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