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日向坂46・加藤史帆、バラエティー・モデルと多方面に活躍 実はネガティブな性格も

エンタメ

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加藤史帆

日向坂46

■雑誌の撮影ではスタッフからの“陰口”を想像するだけで涙

 先述の『DASADA』にまつわるインタビューで、加入前、自身の高校時代について「放課後はアルバイトをしていましたね。友達と毎日のようにふざけ合ったり、遊園地も好きなのでクラスメイトとしょっちゅう遊びに行ったりしてました」と振り返っていた加藤。

 ごく普通の学生だった彼女が今では、バラエティーへの対応力はもちろん、歌やダンスといったパフォーマンスでもグループのけん引役として欠かせない存在となった。

 ステージをこなすための体力は、小学校高学年から中学時代にかけて打ち込んでいたソフトテニスにより培われたもの。日向坂46の歴史をたどった書籍『日向坂46ストーリー』(集英社)によれば、当時から、上手な先輩の後ろ姿を見て黙々と技を学んだり、家の前でひたすら壁打ちをするなど、見えない努力を重ねていたという。

 その姿勢はアイドルになってからも変わらず、けやき坂46時代には、苦手なダンスを克服しようと早めにスタジオへ入り自主練に励んでいた。

実は弱気でネガティブな一面もある加藤史帆
 しかし、真剣に物事へ取り組む一方で、彼女には弱気でネガティブな一面もあった。けやき坂46のメンバーとして初めて雑誌の撮影に臨んだときも、現場のスタッフが「あの子かわいくないね」と言っていると勝手に思い込んで涙していたほど(※1)。のちに『DASADA』のインタビューで「加入当初は自分自身も撮影で上手く笑えずに、カメラを向けられると泣いてしまうほどだったんですよ」と振り返っていたが、劇中で演じた“カメラの前で上手く笑えない”モデル・高頭せれな役は、不思議と過去の彼女につながっていた。

 その後も、込み上げる不安から涙を流した瞬間はあった。自身が初めてセンターを務めたグループの楽曲「ハッピーオーラ」(2018年8月発売、欅坂46 7thシングル「アンビバレント」収録)で彼女は内心「私のせいでひらがな(けやき坂46の愛称)が嫌われたらどうしよう」(※2)というプレッシャーにさいなまれていた。

 しかし、メンバーたちに支えられながら初めて味わった重圧を乗り越え、その曲のタイトルはくしくも、“ハッピーオーラ”で愛される現在の日向坂46にまで続く彼女たちの代名詞となった。

 現在、多方面での活躍を見せている加藤史帆。その背景には、根っからの臆病さからくる努力もあったのは確かだ。はた目からは順風満帆に見える今もなお、ひょっとすると自分なりの葛藤を抱えているのかもしれないが、彼女ならそれをバネにさらに違った一面を見せてくれるだろう。(文:カネコシュウヘイ)

※1 『日向坂46ストーリー』(集英社) P170
※2 『同』P292

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