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青木崇高、新作はいつも「アウェイ戦」の気持ちで臨む

ドラマ

青木崇高
青木崇高 クランクイン!

 昨年は映画3作『るろうに剣心 最終章 The Final』『HOKUSAI』『99.9‐刑事専門弁護士‐THE MOVIE』が封切られ、明けて2022年からはNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で木曽義仲役を演じるなど、活躍が目覚ましい青木崇高。そしてWOWOWの<分析班>シリーズ最新作『連続ドラマW 邪神の天秤 公安分析班』では、長年役を務めてきた鷹野秀昭を座長として演じる。捜査一課から公安部に異動した鷹野が、アウェイのフィールドで信頼を勝ち取り、やがてチームに欠かせない存在として躍動していく姿を「男の理想」と称する青木。それは、自身の俳優としてのスタンスにも通じる生き様だという。

【写真】公安を舞台に猟奇殺人事件と陰謀に挑む 『連続ドラマW 邪神の天秤 公安分析班』場面写真

 麻見和史の小説をWOWOWが新たに映像化した本ドラマは、警視庁捜査一課十一係の活躍を描いた通称<殺人分析班>シリーズ3部作と同じ世界観を共有するユニバース作品。前作『連続ドラマW 蝶の力学 殺人分析班』で特捜一課の新米刑事だった如月塔子(木村文乃)の成長を見届けた鷹野(青木)が、公安部という新たな舞台で、その独特の捜査法に戸惑いながらも猟奇殺人事件に立ち向かう姿を活写する。公安五課のチームとして松雪泰子、筒井道隆、徳重聡ら実力派キャストが結集。さらに、渡辺いっけい、段田安則など捜査一課の面々も登場し、事件解決をめぐって公安部と対立する局面も描かれる。

●鷹野秀昭は男の理想形、生き様が恰好いい

 <殺人分析班>シリーズ3部作『石の繭』『水晶の鼓動』『蝶の力学』でヒロイン・塔子を支えてきた鷹野が、本ドラマから主人公としてフィーチャーされることについて、青木は「僕自身、麻見先生が描く鷹野の大ファンだったので、またこうして演じる機会をいただいて、すごくうれしいですね。しかも主人公ということで、なんともありがたい気持ちでいっぱいです」と笑顔を浮かべる。

『連続ドラマW 邪神の天秤 公安分析班』 (C)WOWOW
 さらに、「コロナ禍ということで、日々緊迫した中での撮影でしたが、信頼できるスタッフさんとキャストのみなさんに支えられ、なんとか乗り越えることができました。また、今回は全体的にセリフ量が多く、撮影の都合上まとめ撮りが何日も続くと、みんな疲労困ぱいで大変でしたが、最後まで集中力を切らさず、いいドラマを作り上げることができたと思います」と手応え十分。新シリーズの幕開けにふさわしい会心の出来に自信をのぞかせた。

 今回の見どころは、未知なる公安部で悪戦苦闘しながら、新天地となる公安部の一員として成長していく鷹野の姿。青木はその面白さをこう分析する。「今まで公安を描いた作品はあまり無かったと思いますが、そのベールに包まれた世界を、ある程度の事実に基づきながら、想像力を駆使して描いているところがまず面白いんですよね。許可なく鍵を開けて部屋に侵入したり、盗聴器を仕掛けたり、あとでなんとでも理由付けができるという公安の“怖さ”を見せつけられますが、ただ、彼らには“全ては国家のために”という大義名分があり、機密保持から自分たちの功績を表に出せない、という性質がある。手柄をあげれば表彰される刑事部とは明らかに違うわけです。そんな部署にいきなり放り込まれた鷹野がどう対応していくのか…視聴者にとってそこが一番の共感ポイントになるになると思うんです」。

『連続ドラマW 邪神の天秤 公安分析班』 (C)WOWOW
 学生が初めて社会に出た時、あるいは転職して新しい仕事に就いた時、自分のやり方がなかなか通用せず、厚い壁を感じたりするが、鷹野のような熟練した警察官がアウェイの洗礼をいかに克服し、頭角を現すか。確かにゾクゾクする展開だ。「鷹野自身は、決してブレることのない信念を持っていますが、頑なに自分のスタイルを貫くというわけではないんですよね。確かに刑事部とは全く違う公安部の手法に最初は戸惑いますが、彼らの意見に耳を傾け、柔軟に自分の中に取り込みながら有効な捜査につなげていくところは、ちゃんと筋が通っている。男の理想形というか、その生き様がとにかく恰好いいですよね」。

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●新作はいつも「アウェイ戦」の気持ちで

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