赤楚衛二×坂口健太郎、2人で過ごした誕生日がきっかけで電話で相談する仲に
関連 :
――お2人が共演されるのは、坂口さんが主演を務めたドラマ『イノセンス 冤罪弁護士』(日本テレビ系/2019年放送)以来ですね。共演してみていかがでしたか?。
赤楚:お話をいただいた時は、坂口さんのシーズン2にバトンを渡す立ち位置ということで大役だなと思いました。また直接的に共演したシーンは少ないけれども、同じ作品として参加させていただけるのは、とてもうれしかったです。
坂口:僕もうれしかったですね。赤楚とはよくご飯を食べに行ったり、電話をする近しい後輩ということもあり、すごく楽しかったし、心強かったです。ただ…2シーンしか一緒のシーンがなかったので、がっつり組んだという感覚はちょっと薄いんですよね。もうちょっと一緒にやりたかったなというのが本音です。
赤楚:僕、がっつり2人で共演したシーン、「ヒルとしての覚悟はあるのか」って問われるシーンがかなり印象に残ってます。あのシーンで立っているカラと、寝転がっているユウキの構図などを提案してくださったときに、頼もしい先輩だなって改めて感じました。
坂口:全然そんなことないんですよ。役者として先輩後輩ではあるんですけど、役をもらって相対するときには、1人の役として出るから、僕自身、気兼ねなく一緒に作品を作れたなと思います。赤楚と「このとき、ユウキとカラの対比がこう見えた方がいいよね」と話しながら作れたのは良かったです。
――坂口さんから見て赤楚さんは「よくご飯を食べに行ったり、電話をする近しい後輩」とのお話がありましたが、お互いの印象を一言で教えてください。
赤楚:難しいですね、一言で言い表すのって。坂口さんは、自然体で飄々(ひょうひょう)としていて、だけれども、すごくちゃんと立ってる…。何て言えばいいんでしょう…チーズちくわみたいな?
坂口:どういうこと?
赤楚:ちくわの中に、太い針金を入れたような人かなって。
坂口:柔らかく見えるんだけど、芯があるみたいな?
赤楚;まさにその通りです!
坂口:僕、ちくわの中に芯がある人って書かれちゃうと思うんだけど、大丈夫?(笑)。
僕から見た、赤楚はこれからがすごく楽しみな人ですね。ご飯を食べに行ったり、電話をしたりして、赤楚の話を聞く機会がちょいちょいありました。その時に「きっと赤楚は今、もがいてるときなんだろうな」って感じたんです。それは赤楚自身というよりも、周りからの見られ方が目まぐるしく変化しているから。僕自身、経験したことがあるからこそ、そう思いました。それを見ていたからこそ、今話していて、ふっと抜けたなと感じます。だから、これからが楽しみだなって。
赤楚:あの…僕、やり直した方がいいですよね? 本当に助けてもらいました。
坂口:後から付けなくていいよ!(笑)。