赤楚衛二×坂口健太郎、2人で過ごした誕生日がきっかけで電話で相談する仲に
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――お2人はどういう時に連絡を取り合うのですか?
赤楚:多くはないんですけど、でも基本は僕からお電話させていただいていました。僕が悩んでいたことを、坂口さんも経験をしてすでに解決されてるようだったので、そこのヒントを得たいなって。
坂口:赤楚から「話があって…電話させてもらっていいですか?」ってメールが来て電話するみたいな感じだよね。少しずつキャリアを重ねていく上での現場の居方、俳優としてのあり方みたいな話、そこから派生して、作品にどうやってアプローチしていくかとか、今の現場はどうなのかみたいな話をしました。
赤楚:以前は「相談するなんておこがましい」と思っていたのですが、坂口さんが僕の誕生日をお祝いしてくれたタイミングがあって、ちょっとお願いしてみようかなと思ったんです。
坂口:そうだった! 赤楚の誕生日の前日ぐらいに、ご飯を食べる約束をしていて「誕生日近いなら、どっか行く?」って急きょお祝いしたんです。2人でショッピングをして、その後お茶をして…楽しかったよね。
赤楚:服だと形に残るから、服が欲しいと言って、連れて行ってもらいました。午前から集まったのに、夕方くらいまでお洋服を見てましたよね。
坂口:そうそう! とりあえず、赤楚に服を着せまくったよね。「これも着てみればいいじゃん」「僕写真撮るから、あとで見てみようよ」って(笑)。「さっきの店のこれよかったよね」って話したりしながら、たくさん回りました。結構はしゃいだよね(笑)。
赤楚:スタイリストさん並に見てくれました。服って、友達と行くのも気を遣っちゃうし、1人で買いに行くことの方が多いじゃないですか。だから、先輩と服を見に行くなんて新鮮でしたし、本当にありがたかったです。
――最終的にはどんなものをプレゼントしてもらったのでしょう?
坂口:デニムコートだよね! 着てる?
赤楚:着てますよ! 長く使えるぐらいかわいい服だなってお気に入りです。
坂口:ちょっと飽きたら寝かしておいても良いんだからね。
――すごい仲が良いんだなというのが伝わってきました。ところで、坂口さんは赤楚さんのことを「ア(↑)カ(→)ソ(→)」と呼ばれているんですね。
赤楚:本当は「ア(↑)カ(→)ソ(→)」が正しいらしいんですけど、「ア(→)カ(→)ソ(→)」の発音で呼ばれることが多くて、自分でも、どちらかわからないんですよね。会社の人はみんな「ア(↑)カ(→)ソ(→)」呼びなんですけど。
坂口:「ア(↑)カ(→)ソ(→)」だと思っていたけど、言われてみればそうだね。珍しい苗字だもんね。
赤楚:それで僕は「坂口くん」か、「グッチさん」って呼んでます。坂口さんだと少し遠い感じがするので、あだ名は付けたいけど、“さん”は付けたいなって。それでグッチさんと呼んでいます。
ーー最後に次回共演するなら、どんなジャンルの作品で共演したいかを教えてください。
坂口:別の取材でも質問されたのですが、それとは違うやつ。毎回この瞬間に思った役を答えよう!
赤楚:はい。そうしましょう。ジャンルは、どうしましょう。誰かを挟んでの恋愛ものなのか、アクションか…家族ものだと顔違いすぎますもんね。
坂口:家族ものなら、血のつながってない家族とかどう?
赤楚:じゃあ、仲は良いけど心の奥底でつながっていないことをコンプレックスに思っているみたいなところが始まりで、結末はそこら辺を乗り越えて、やっぱり家族って血がつながっているだけじゃないよねというようなドラマはどうですか?
坂口;海で終わりたいな、そのドラマ!
赤楚:となると、朝日のシーンから始まって…。朝3時ぐらいからの入りで撮影ですかね。
坂口:ちょっとしんどいけどイイね!
(取材・文:於ありさ 写真:高野広美)
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