乃木坂46・岩本蓮加、先輩から学んだ「まじめさ、ストイックさ」 後輩へ伝えたい
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――映画からは“終わりがあるからこそ、今を生きられる”というメッセージも伝わってきました。岩本さんにとっての“終わり”を考えると、いつか訪れる“アイドルからの卒業”が連想されます。自分自身の卒業を考えるとして、乃木坂46にいたことを後悔しないためにやっておきたいことはありますか?
岩本:ステージに立ち、サイリウムや自分の名前が書かれたタオルを振ってくださるファンの皆さんを見られるのは、アイドルならではだと思うんです。ライブの空間は貴重だと思っていますし、その光景を目に焼き付けておきたいです。
――岩本さんが思いを込める乃木坂46は今、変化の激しい時期に差し掛かってきた印象です。1期生や2期生の卒業が相次ぎ、2月には5期生が新加入。岩本さんをはじめ、3期生の役割も変化しつつあると思いますが、この先、どんな思いでグループの活動に取り組んでいきたいですか?
岩本:私が見てきた偉大な先輩たちのように、後輩のみんなから尊敬されるような先輩になりたいと思っています。歴史を作り上げてきた先輩たちからは、グループの“まじめさ”や“ストイックさ”を学んできました。その背中を見て成長してきた3期生もみんな、まじめにコツコツ努力を重ねられる、ストイックなメンバーばかり。愛を持ってグループと向き合うのが大事だと、後輩のみんなに伝えながら活動していきたいです。
――加入当時は12歳で3期生の最年少だった岩本さんも、18歳になりましたし。日頃の活動で、先輩らしく振る舞うために心掛けていることはありますか?
岩本:話しやすさが大事だと思っていて、私自身も先輩たちと仲良くさせていただいてきましたし、話しやすい方が、後輩のみんなも何かあったときに相談しやすいと思うんです。乃木坂46はメンバー同士の仲が良く、温かいグループだと後輩のみんなも思っているだろうし、何でも話せる先輩でいたいです。
――先輩らしい活躍を期待しています。そして、最後にもう1問。3月の高校卒業も、岩本さん自身にとっては大きな変化かと思います。自由な時間もできる今後、チャレンジしたいことはありますか?
岩本:カメラやアニメ、ゲームにギターと趣味が多いので、自分の時間をもっと増やしたいです。高校時代は学校の課題もあったし、時間が限られていたので。何事も一度ハマったらとことん深くまで追求したくなるタイプだから、趣味を目いっぱい楽しみます!
(取材・文:カネコシュウヘイ 写真:上野留加)
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