『正直不動産』宇佐川Pが明かす、山下智久×山崎努の絆「ドラマを超えたシーンが生まれた」
関連 :
新入社員・月下役の福原、永瀬とライバル関係にある桐山役の市原をはじめ、隅から隅までベストマッチなキャスティングが実現。1話のゲストとして名優・山崎努が登場したことも話題となった。本作と同じ夏原が原案を務めたドラマ『クロサギ』などですばらしい関係性を築いてきた山下と山崎にとって、今回は10年ぶりの共演。本作の1話放送当日には、山崎がツイッターを開設し、宇佐川Pがそのことを伝えると「本当ですか?」と驚いた山下も、山崎のつぶやきに応える形で、急いで自力でツイッターを開設するなど、強い絆で結ばれている。
宇佐川Pは「本作を通して、そんな瞬間に立ち会えるなんて、とてもうれしかったです」としみじみ。1話での2人の共演シーンでは「なぜ仕事を続けるのか」という永瀬の疑問に対して、和菓子職人の石田(山崎)が真摯(しんし)な答えを繰り出す場面もあった。宇佐川Pは、裏側をこう語る。
ドラマ『正直不動産』第10話より (C)NHK
「脚本家の根本さんは、『野ブタ。をプロデュース』のスタッフにも名を連ねていらっしゃって、『5→9〜私に恋したお坊さん〜』でも山下さんとご一緒するなど、山下さんのことをずっと見てきた方。山下さんがどれだけ、山崎さんのことを尊敬しているかもご存知です。二人のシーンについては、最終的には山崎さんのご意見も参考にして、山崎さんご自身が山下さんに伝えたい思いも、セリフに入っています。根本さんによる“お二人で語り合ってほしい”という思いと、山崎さんの山下さんへの思いが重なった結果、ドラマを超えたシーンが生まれました。“石田には永瀬の成長した姿を見てほしい”という思いから、最終回にも山崎さんは登場する」そうで、宇佐川Pの選ぶ“ベストオブ風”は「1話のお二人のシーンで、ピューと吹いた優しい風でしょうか。永瀬が“一円にもなりませんね”と言って、石田が楽しそうに笑うんです」と1話から最高の風が吹いた。