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林遣都&仲野太賀、出会いから17年 大人になったお互いの顔に感じる歩み

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仲野太賀

坂元裕二

■出会いから17年。それぞれの歩みをどう見て来た?

――出会いから17年とのこと。長い付き合いですが、それぞれの役者としての歩み方はどう映っていますか?

林:お互いにいろいろな時間を過ごしてきて、それこそ太賀の悩める時期なんかも知ってるんです。でも、これは自分もそうですが、絶対的に自分を信じて向き合っていた。同年代の役者でも、もがいている仲間はたくさんいますが、太賀は間違いなく誰よりもアグレッシブにこの仕事と向き合って行動してきているなと思います。「運がない」とか、「巡り合わせがない」とか、どうしても人って言い訳にしてしまいがちですよね。でも太賀は、自分の俳優力、人間力で、そういった運や人との出会いを自分自身で引き寄せて歩いている人だと思います。

林遣都×仲野太賀
仲野:遣都くんは、幸か不幸か、俳優としての何かが形成される前に大々的に主演での輝かしいデビューをしていて。本当にいろんなことを経験してきただろうし、それゆえに苦労もあったと思います。その歩みは僕とは対照的で、想像することしかできませんが、でも、一見外から見たらキラキラしていたように見えて、遣都くんも立ち止まったり、壁にぶつかったり、常にもがいてきているんです。そして必ず這い上がって進む。よく言っていますが、数年おきに決定的なブレイクがあって、林遣都という俳優像を自ら壊して進んでいくんです。そういう人です。

■大人になった互いの“顔”に思うこと

――そんなお互いを見て、それぞれ、どんな“顔”になってきたなと改めて思いますか?

林&仲野:うーん(ともにかなりじっくり考えて)。

仲野:いま隣を見てパッと思ったのは、遣都くんも目尻にしわが出てきたなと(笑)。たくさん笑ってきたんだなというのがよく分かります。いい経験を積んできたんじゃないかなと。出会った頃は、本当にきれいな、もうそれはすごい美男子で、「こんな人がいるんだ」と思いました。そうした美しさも、これまでの遣都くんがいろんなものを噛みしめながら進んで来た歩みと相まって、“笑いじわ”や渋みとなって出てきている感じがします。

林遣都
林:それこそ太賀も、作品や写真などを見ていても、顔や雰囲気が渋くなってきたなと思います。本当に目まぐるしく、いろんな経験を積んできた人だと思うんです。そのことが年齢も重ねてきてちょっとした余裕を生んで、色気にも繋がってきた。そんな風に見ています。

仲野太賀
――ありがとうございます。最後にひと言お願いします。

林:絶対に面白い作品になると確信しています。誰も見たことのない、坂元さんが新たに作り出す世界に飛び込めるのが楽しみです。

仲野:面白いドラマを作れる予感しかしていません。キャスト、スタッフみんなで共犯関係的に、日本のテレビドラマの新しい到達点を作れればステキだなと思っています。

(取材・文:望月ふみ 写真:高野広美)

 ドラマ『初恋の悪魔』は、日本テレビ系にて7月16日より毎週土曜22時放送。

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