10歳の名女優・毎田暖乃、学校では率先してリーダーに 今の望みは「キックボクシングを習いたい!」
NHK 連続テレビ小説『おちょやん』やドラマ『妻、小学生になる。』(TBS系)で、大人顔負けの演技で視聴者の心を鷲づかみした女優の毎田暖乃。小学5年生の夏は、自身初となるサスペンス作品に挑戦した。デビュー3年半とは思えない演技力を見せる毎田の、まもなく11歳を迎える等身大の素顔に迫った。
【写真】毎田暖乃、くるくる変わる表情が魅力的!
■芸歴3年半 「難しかった」サスペンス&ゲスト出演初体験
毎田がゲスト出演する『警視庁強行犯係 樋口顕Season2』(テレビ東京系/毎週金曜20時)は、“警察小説の第一人者”である今野敏原作の本格ミステリー。主演の内藤剛志演じる警視庁捜査一課強行犯係の警部・樋口顕が、自分の信じた正義を貫き、愚直なまでに真摯(しんし)に事件に向き合い、その裏に潜む真実を追求していく姿を描く。毎田は第7話「裏町」(8月26日放送)で、創業から200年続く老舗和菓子屋の後継者をめぐり、複雑に絡み合う家族関係から巻き起こる事件に関わる少女・美咲を演じる。
ドラマ『警視庁強行犯係 樋口顕Season2』第7話にゲスト出演する毎田暖乃 (C)テレビ東京
――今回、サスペンスドラマ初出演とのことですが、出演オファーをお聞きになった時はどんなお気持ちでしたか?
毎田:おばあちゃんがすごいサスペンスが好きなんです。家に泊まりに来た時とかに一緒に見ていたので、ずっと出たいなと思ってました。お話を頂いた時は、「え!」ってなって(笑)。びっくりしたんですけど、うれしかったです。
――「え!」というのは?(笑)
毎田:ちょうど「出たいな~」と思ってた時に、お話が来たので。「思ってたら来た!」みたいな(笑)。
サスペンスドラマは、「犯人誰かな~」とか、いろいろ想像しながら観るのが楽しいです。(犯人推理の実力は?)たまに当たるくらいです。『マイファミリー』(TBS系)もすごく観ていて、犯人を探ってたんですけど、まったく別人やったんで…。
――今回みたいなゲスト出演は珍しいですよね。
毎田:初めてです。出来上がっているところに1人でぽんと入るのが、どうつかめばいいのか難しかったです。
――今回演じられた美咲ちゃんはどんな役どころでしたか?
毎田:お母さんと2人で暮らしている女の子です。とっても元気で、アパートの大家さんの加代子さんにも元気に振る舞っているんですけど、周囲で事件が起こり、頭がパニックになってしまって…。…どこまで話していいんやろ、難しい(笑)。
――毎田さんと共通点はありましたか?
毎田:暖乃とは元気っていうところは一緒でした。演技をするときは、似ている役のほうがやりやすいですけど、自分とまったく生活や性格が真逆な子でも、台本を読んで台本の裏を考えるのがすごく面白いので、どっちも楽しいです。
――共演された樋口顕役の内藤剛志さんの印象はいかがでしたか?
毎田:どんな人なんやろと思ってたのですが、実際お会いするとすごい面白いし、現場を明るくしてくれて、優しかったです。
内藤さんも大阪の方で、大学から東京に来てて、今までおっても大阪弁は直らないって(笑)。「あ、直らないもんなんだな」って思ったんですけど、内藤さんは「どっちも使えたほうが楽やで~」とおっしゃってました。
――ほかに現場で印象に残っていることはありますか?
毎田:加代子さん役の丘みつ子さんがタブレットでいろいろな写真を見せてくれました。丘さんは撮影現場に自分で縫ったスカートを着て来てはったんですよ。子役を始める前はドレスデザイナーを目指していて、いろいろデザインとかしていたので、いつか私も自分で洋服を作ってみたいなって思いました。丘さんは小型飛行機の免許を持っていたり、自分で家をリフォームしたり、墨絵や石を掘ってハンコを作ったり、できないことないんじゃないかなって思うくらい、いろんなことやってるんですよ。そのお話を聞くのが、すごく面白かったです。
――今回の『警視庁強行犯係 樋口顕Season2』第7話「裏町」、ここを見てほしい!というおすすめポイントがあったら教えてください。
毎田:今回のお話は、最後の最後まで犯人が分からないんですよ。だから、観ながら、推理っていうか、「犯人誰やろ?」って私みたいに考えながら観ていただけたら面白いと思います!