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阿部サダヲ&松下洸平、“舞台”“音楽”――共通点を持つ2人だから生まれた化学反応

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松下洸平

■心に秘める“俳優としてのルール”とは?


松下洸平
――牧本は、自分のルールで突き進む男です。阿部さんは今年役者デビュー30周年を迎え、ますます役の幅を広げ続けていますが、そんな阿部さんにとっての“役者としてのルール”があれば教えてください。

阿部:変に、“プロにならない”ということでしょうか。僕はいつまでも、どこかアマチュア感覚のようなところがあって、草野球ならぬ、草芝居と言いますか(笑)。いまだにどういうものが役者なのか分からないし、だからこそ面白いなと思っていて。シェイクスピアだって、「これがシェイクスピアだ! これが『マクベス』だ!」と決まっているものではないですよね。決まらないものだからこそ、お芝居っていいものなんだと感じています。あと僕が幸せに今の仕事に取り組むことができているのは、松下さんもそうだけれど、歌もやっていて、舞台もやって、映画もドラマもやらせていただいているから。そのスタンスでやらせていただけることがありがたく、あちこちに行けることがとても楽しいです。

阿部サダヲ
――松下さんも俳優デビューから10年を超え、舞台、映画、ドラマにと目覚ましい活躍を見せています。“役者としてのルール”はありますか?

松下:僕も、“楽しむ”ということはとても大切にしています。僕はすごく単純な人間なので、「よし! 楽しむぞ!」と決めたら、なんだか楽しくなってくるんです。もちろん仕事は楽しいことばかりじゃないし、もしかしたら難しいことや、つらいことの方が多いかもしれません。でもそれすらも楽しもうとする気持ちがあれば、心をオープンにすることができるし、現場に行くのもうれしくなってくる。“楽しもう精神”は、必ず念頭に置いておきたいなと思っています。

(取材・文:成田おり枝 写真:高野広美)

 映画『アイ・アム まきもと』は、9月30日より全国公開。

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