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『舞いあがれ!』赤楚衛二は「柔らかい笑顔がとても魅力的」 制作統括が称賛

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連続テレビ小説『舞いあがれ!』第16回より
連続テレビ小説『舞いあがれ!』第16回より(C)NHK

 2020年以降、話題作への出演が相次ぎ、今やテレビドラマや映画に欠かせない存在となっているのが俳優の赤楚衛二だ。彼が福原遥主演の連続テレビ小説『舞いあがれ!』(NHK総合/毎週月曜〜土曜8時ほか)で朝ドラに初出演。ヒロインの幼なじみという重要なキャラクターを演じる彼の魅力を、制作統括を務めるNHKの熊野律時チーフ・プロデューサーが話してくれた。

【写真】制作統括も称賛する赤楚衛二の“柔らかい笑顔”

 連続テレビ小説『舞いあがれ!』は主人公・岩倉舞(福原)がものづくりの町・東大阪と自然豊かな長崎・五島列島という“2つの故郷”で、さまざまな人との絆を育みながら、パイロットになる夢を叶えるべく努力する姿を描くオリジナルドラマ。

 本作で赤楚が演じるのは、岩倉家の隣にあるお好み焼き屋「うめづ」の息子で、舞とは同い年の幼なじみという間柄の梅津貴司。貴司は、熊野チーフ・プロデューサー(以下、熊野CP)いわく「従来の朝ドラに登場する幼なじみとしては、あまり見ないタイプの男性」とのこと。

 貴司の人物像について熊野CPは「心優しい青年ですが、社会の中で器用に立ち回れるタイプではなく、いわゆる“普通”というものになじめない性格。そのなじめなさを自分でもストレスに感じたりもする、そういった繊細な部分のある男性です」と解説。そんな貴司だが、幼少期に古書店を通じて“詩”と出会うことで、ゆくゆくは自らも言葉をつむぐことに興味を持ち始めるという。今後、赤楚ふんする貴司がどんな成長を遂げていくのかも見逃せない。

 撮影を見守る熊野CPは、貴司役の赤楚について「柔らかい笑顔がとても魅力的」と称賛。演技についても「赤楚さんがもともと持っていらっしゃる資質かもしれませんが、貴司の優しくて繊細なニュアンスを、すごく理解して演じてもらっている」と振り返る。

 朝ドラではしばしば、ヒロインと幼なじみが恋愛関係に発展することもあるが、舞にとって貴司はどんな存在になるのだろうか?「貴司は“男らしさ”とか“たくましさ”といった方向ではないキャラクターでもあるので、舞にとってはすごく居心地が良く、自分の思いを素直に語ったりできる相手として長く関わっていくことになります」と明言。熊野CPは、続けて「ヒロインの恋模様についてここで話すと楽しみがなくなりますので」と笑顔を見せつつ「貴司は、舞にとって安心できる大事な人として描いていきます」と話し「赤楚さんはまさに、そんな貴司を演じるのにピッタリな俳優だと思います」と語った。(取材・文:スズキヒロシ)

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