乃木坂46・秋元真夏が「最後の1期生」になった理由 キャプテンだった影響は「すごく大きい」
関連 :
――写真集のテーマにある卒業を決断した経緯を教えてください。
秋元:元々、同期が卒業するたびに考えることはあったんです。でも、それはぼんやりとした思いで、はっきり決めたのはキャプテンを全うできたからでした。就任した当時(2019年9月)は「私に向いていない立場」と思いながらも、自分の中で、何かをモノにするためには「3年は時間をかけないと」という気持ちもあったんです。昨年9月で3年が経過しましたし、後輩たちも育ち、みんなの活躍を外から見たいと思ったので決断しました。
――卒業発表後は「最後の1期生」のフレーズが話題に。最後まで残った理由も、やはりキャプテンとしての役割があったから?
秋元:すごく大きかったです。初代キャプテンの(桜井)玲香が卒業したとき、私の中で「乃木坂46は大好きだしずっといたいけど、私もそろそろ考えなきゃいけないかな」という思いもありました。でも、その思いがちらついた時期にキャプテンの大役を頂いて、不安とともに「役割を得たからまだいられる!」と思ったんです。グループに残る理由ができたというか。キャプテンになったことで、胸を張って乃木坂46にいられました。
――そもそもなぜ、秋元さんが2代目キャプテンに選ばれたのでしょう。
秋元:何でだろう。理由は何も言われなかったんですよ。
――本人としては、どう考えていますか?
秋元:考えたことがなかった…。たぶん、ほかのメンバーより“乃木坂愛”が重めなので、ちゃんと引き継いでくれると思ってもらえたのかな。乃木坂46が大好きすぎて、自宅でもメンバーが「今何を考えているかな」と考えてしまうし、その気持ちがスタッフさんにも伝わって「こんなにグループが大好きな人なら、キャプテンをやらせてみようか?」と思ってもらえた気はします。
――ファンの皆さんにも、秋元さんの愛は伝わっているはず。そんな大役を全うして、得たものもありそうです。
秋元:たくさんあります。今は、大変さもあったけど、任せていただいてよかったと思っています。キャプテンになってからは、メンバーと会話する機会が増えて1人1人との関係性が深まったし、プレイヤーの視点だけではなく、客観的に乃木坂46を見るようになりました。外からの視点で「乃木坂46をどうしたらよりよくできるか」と考えた経験は、これからの人生でも生きていくのかなと思っています。