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有村架純が30歳に 仕事に生きた20代 「自分の幸せもそろそろ考えてもいいのかな」

映画

■30代に足を踏み入れ「そろそろ自分自身の幸せを考えてもいいのかな」



 2月13日に誕生日を迎え、30代へと足を踏み入れた有村。映画、ドラマ、舞台と出演作を重ね、『花束みたいな恋をした』では第45回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞。今年は『どうする家康』でNHK大河ドラマ初出演を果たすなど、世代を代表する女優として成長を遂げてきた。

 20代に経験したことで“手放したくない、忘れたくない”と思うような出来事について聞いてみると、有村は「21歳の時にやった舞台『ジャンヌ・ダルク』での経験」と告白。「私は初舞台だったのですが、そんな私が総勢130名のキャストの方々の真ん中に立つことになって。130人のキャストの方を引っ張るなんて、21歳の器量ではとてもできないこと。“ここで自分にできることは何だろう?”と考えたときに、とにかく気持ちで示すしかない、自分にできることを精いっぱい、全力でやるしかないと思って。そうやって努めていたら、気付けばみんなが私を“ジャンヌ”と呼んで、付いてきてくれていました。やっぱり熱量さえあれば、その思いが届いて、周りの気持ちを動かすことだってできるんだと実感しました。それからは、ちゃんと胸に熱量を持つことを心掛けています」とかけがえのない瞬間を思い出す。


 心配性で、芝居についても「深く悩んだりすることが、3年周期でやってくる」と苦笑いを見せた有村。しかし30代を迎え、「いろいろな先輩方から“30代になると楽になるよ”と言われてきて、その意味が徐々に分かってきたような気がしています」と少しふっきれたところもあるのだとか。

 「20代はお仕事のために生きてきて、自分がお仕事を頑張れば、周囲のみんなも幸せになれるはずだと、その人たちのために頑張っているようなところがありました。ただここ2年くらいは、そろそろ自分自身の幸せについて考えてもいいのかな、自分が幸せだと思える選択ってどんなものだろうと思うようになってきました」と打ち明ける。

 では有村の考える“自分の幸せのかたち”とは? 

 すると「“周りの大人たちに迷惑をかけてもいいのかな?”と思うときもありましたが、やっぱり自分はそういうことができなくて。いろいろなことに筋を通さないと、自分も納得できないタイプなんですね。もちろん完璧な人間ではないし、抜けているところもあるし、忘れ物とかもしちゃうんですが」と、どうしても独りよがりにはなれない性格だと照れ笑いをのぞかせながら、「“あなたはどう思う?”という問いかけも忘れずに、いろいろな人と話して、みんなでディスカッションをしながら、気持ちのいいものづくりができたら幸せです。これからの30代、周囲のために頑張るだけではなく、自分の心が動いたものにトライするという気持ちも大切にしていきたいです」とすがすがしく宣言していた。(取材・文/成田おり枝 写真:上野留加)

 映画『ちひろさん』は2月23日よりNetflixにて世界配信&全国劇場にて公開。

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